U-MAIL(ウンコ通信) 2002/07/25 


え−、日本ではオコメに対する政策が昔からモンダイになって来た。この国ではオコメは歴史的に、単なる食べ物ではなく、価値観のセボネというか、クニの存在のコンカンに関わるモノ。ユエに政府がこれをスベテ買い上げ、民に配分するというシステムが食糧難の戦後からアッタリマエなこととしてマカリ通って来た。

で、国と民のアイダにノーキョーなる怪物がノサバって、ナンヤカヤで生産費が政府のタテマエ価格を上まわり、そのマイナス分を政府がワメらのゼイ金を勝手に使ってホテンするというイワユル逆ザヤ現象を引き起こしていたわけだ。結局は、一般商品として自由化を求める「外圧」によってこのシステムはダラダラ崩壊したわけだが、よーするに、「田ンボ」とは「票田」であって、たとえば、「生産調整」という名のホジョ金にしても、実際に生産量を調整するというよりは、ナンヤカヤ、カケヒキのための手段であったのだよ。

で、この、日本のオコメに当たるものが、アメリカの場合トーモロコシだってことを、ワメはあんまり考えたこと無かった。しかも、どうコロンでも、健康食品であるオコメと違って、トーモロコシってシロモノはアブナイ存在になりかねないってこと、まるで知らなんだ。は。


「ヘラ鳥ウォッチング」:7/25

「THE UTTER MADNESS OF AMERICA'S KING CORN」 by MICHAEL POLLAN

「アメリカにノサバる玉蜀黍皇帝」 てなもん。

(コネチカット:コーンウォール・ブリッジ発) 

ここニューイングランド南部では、コーンはもう腰の高さまで伸びている。太陽に向かって葉や茎の伸びる音が聞こえるほどだ。

しかし、このケンコーな、全アメリカ的イメージを持つコーンが、現実的にはイロイロのモンダイ抱えておる。

今日、コーンは世界中に広がっている穀物だ。しかしアメリカほど、この穀物が重要な国は無い。コーンはアメリカの風景、食糧システム、そして国家予算にシミ込んでおる。

先月、小ブッシュがサインした1900億ドルの農業助成金法案はダレのタメのものか?

この10年間のプログラムによれば、ワレワレの税金が毎年40億ドルづつ、農民に支払われる。もっともっとコーンを生産するために。もうこれ以上余分なコーンのストックはカンベン願いたいという現実にカンケイ無く。

今、コーンの売価は1ブッシェル2ドル。農民の生産費は3ドル。だから生産を減らして価格を上げるべきなのに、政府は逆にコーンの生産に助成金を出すと決めたのだよ。コーン皇帝のアメリカにおける支配力はこれで不動なものとなった。

チラっと見たところでは、この助成金は農民へのホドコシのように思えるかも。でも実際には、これはコーンの過剰生産がモタラす経済効果のためなのだ。安いコーンのオカゲでサカエルのは、イロイロな食品加工業、ソフト・ドリンクとか、スナック菓子とか。

多くのアメリカ人は気付いていないかも知れないけど、最近、アメリカの食品界は、「総コーン化」の過程に在るのだ。

つまり、アナタは目に見えないカタチでコーンを消費している。それは食肉用動物の飼料としてのコーン。アナタの食べる鶏や豚や牛、彼らはコーンで飼育されている。それが彼らのケンコーにとって、イイものかドーカにはマッタク関わりなく。

草を食べて進化してきた食肉牛にとっては、コーン飼料は彼らの消化システムをシッチャカメッチャカにしてしまう、だからビョーキにならないように抗生物質を混ぜることが必要になる。

鮭の養殖にもコーンが使われる。ナゼ魚にコーンなのだ?安いからだ。どんな生き物だってこれで行ける。おお、政府助成金サマサマだよなァ。

しかし、年間100億ブッシェルの半分を動物の飼料に使ったとしても、まだまだタップリとコーンは余る。そこで企業は天才的な処理法を開発する。エタノールからヴィタミンC,生物分解プラスチックまでサマザマの。

これまでに、コーンを利用する企業としては、例えば高糖度のコーンシロップの開発がある。これは砂糖を押しのけた。1980年代以降、ソフトドリンク・メーカーの殆どは、砂糖からコーンに切り換えた。スナック菓子業界もこれに続いた。

モンダイは、こうしたシロモノを育て、食べることで、アメリカ人の健康と環境がギセイになることなのだよ。

業界がこのコーンの甘味を使用し始めた1980年代から、アメリカ国内の肥満や第2糖尿病が現われて来たのはグーゼンの一致ではあるまいよ。

コーンは環境にも永続的な影響を与える。ハイブリッド種のコーンは穀物の中で一番、窒素肥料を必要とする。一番殺虫剤を必要とする。

トドノツマリは、それが水を汚染し、海洋生物を殺す。

今や「コーン」は皇帝に成り上った憾がある。

このシッチャカメッチャカな助成金システムによって過剰生産されたコーンを処理するために、ワレワレアメリカ人は、できるだけイロンナ方法で、できるだけ早く、コーンを食べ続けなければならぬ。

土地のユタカサをワレワレのカラダの不健康なユタカサに換えるべく。は。


は。これ以上もう、申し上げることはゴザラヌ。


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