U-MAIL(ウンコ通信) 2003/03/02-2
えー、キャベツ畠でのワクチン実験の結果と、もひとつの超高価ドラッグについて、早速「ヘラ鳥」が社説を書いておる。実験の非ニンゲン性、キャベツのモンダイを追求したワメの視点とは当然異なるが、ご紹介致そう。
「ヘラ鳥ウォッチング」:2/28
「STUMBLES ON THE AIDS FRONT」
「黒・黄色にしか効かないワクチンと、目ン玉飛び出すドラッグ 〜エイズ最前線でのヨロメキ〜」
エイズとのタタカイがラクなものではないことは、誰でもワカッテ居る。しかしそれが、どの位タイヘンなものかが、今週、ソレゾレ別の、2ツの薬品開発の結果でアキラカになった。
初めてのエイズ・ワクチン開発に、大がかりな人体実験を行なった1ツの会社は、それが殆どのニンゲンに効かなかったことを認めた。しかし、このワクチンが、黒人、アジア人には有効かも知れない、というイチルのノゾミが残されたのだが。
もうヒトツの、エイズの進行を抑えるクスリのメーカーの方は、結果として、このクスリの投与費用が、(1人あたり)1年間にヨーロッパで20,000ドル、アメリカではそれ以上になる、という悪いニュースが伝えられた。一体全体何人のヒトが、このクスリを保険料または自己負担で使えるって言うんだい?
VaxGen社によるワクチン開発の方は、まったくお手上げというワケでもない。エイズ専門家たちは、前からこのアプローチが失敗するだろうと予測していた。開発した当の会社もこれが実験では失敗だったと認めた。だが。ワクチンの方が、プラシーボつまりニセワクチンよりかは効いた、という結果は出ている。さらに、このワクチンが、黒人、アジア人、その他のマイノリティ人種にはイササカ効いた、と言う点が強調されておる。しかしこの結果を信用するには被験者数が、あまりにも少な過ぎる、と。ホントに人種差が存在するかどうかは、今後の分析にかかっておる、と。いずれにせよ、有効なワクチンが生まれるには未だ何年も経かるだろう、と。
一方、《フューゼオン》(FUZEON)と呼ばれる新薬の方は、政府関係省庁により再検討中だが、エイズ・ヴィールスを抑え込む、全くアタラシイ方法を提出しておる。在来のクスリが、既に細胞内に侵入したヴィールスを攻撃するものだったのに対し、フューゼオンは、侵入される前にブロックすることで、有効性を保つのだ。
その一番の欠点は、今週ロッシュ社(ROCHE)から発表されたそのベラボーな価格。ロッシュの説明では、それは他のエイズ・ドラッグとは比較にならない開発費用と、手間の掛かる製造プロセスによる、と言う。
政府および民間の健康企画団体が、値段に関してギリギリの交渉をしない限り、患者が、このクスリによる延命治療を受けることはムズカシイ。
ウム。当分は、この超巨大市場をメグッテ、シホン主義と人道主義がセッサタクマすることになるのだろう。
もひとつ、これはニホンの各新聞紙も伝えていたようだが、国連の人口予測がエイズによって修正されたという報告。念のため、ご紹介仕る。
「ヘラ鳥ウォッチング」:2/28
「AIDS FACTOR LEADS UN TO CUT 2050 GLOBAL POPULATION ESTIMATE」
「あと47年間で、最低4億人が、エイズで死ぬ」 勘定ニナル。ゴクゴク単純ニ計算シテモ。は。
(紐育・国連発)
国連はこの水曜日、2050年に於ける世界人口予測を、93億人から、89億人に修正すると発表した。 それは、エイズによるインパクトと、予想以上の出生率の低下から。ちなみに現在は63億人。