U-MAIL(ウンコ通信) 2003/07/14-2 


えー、コドモのケンカ、という言い方がある。さよ、コドモは実にクダラナイ理由で張り合うのだよ。最近も2ツばかり目立ったケースがあって。

ヒトツは国連でイラク侵攻決議をジャマした、として、アメリカがフランスに売ってるケンカ。

もヒトツは、ヒットラーの亡霊による、イタリアとドイツのケンカ。

ツマラン。オマエ等のケンカはツマラン。ドッチもドッチ、実にクダラン。


「ヘラ鳥ウォッチング」:07/07

「AMERICANS SHUTTING THEIR DOORS TO FRENCH EXCHANGE STUDENTS」 by ALISON LEIGH COWAN

「米仏大戦争〜フランス高校生お断り」

ノッケはフランス・ワインだった。次はフレンチ・フライ。そして今度はフランス交換留学生と来たもんだ。

フランスのイラク戦争反対を根に持った、アメリカの家庭がフランス高校生のホーム・ステイに背を向けたのだよ。

交換学生の企画当局は、不景気、世界不穏、SARSなどをオモテムキの理由にしておるが。

パリに本拠持つ交換学生企画局の、NY地域担当者、デボラ・バートランド女史は言う。「ヒドイ年だわ。いつもなら受け入れ家庭見付けるのに何のモンダイも無いのよ。イラク戦争以来、反仏感情がヒドイの。東海岸地域でも同じみたい」

フランスのティ−ン・エージャーを親の費用負担でアメリカの家庭に送り込む、毎夏の恒例行事、これはもう30年も続いておる。

しかし今年、ステイ希望者が、かつての1/4に減っているにも拘らず、受け入れ希望家庭は、その250名の希望者の半分にも達していない。

「今年はチョット・・・って言うのよミンナ」ポーツマス、ロードアイランド地域担当のメアリー・ルー・チャーチは言う。仕方なく、自分の家に何人かの生徒を受け入れると。

「スベテはあの戦争のセイなのよ。“フランスのティーン・エージャーのためにお宅を開放して頂けない?”って訊くと、ミンナ同じようにアタシの顔見て、“アンタどーかしてんじゃない? 誰が開放するもんですか、恩知らずなヤツラに”と、こうなのよ」

アメリカ東北地域の交換学生企画では、受け入れる家庭には、カカリとして100ドルが支払われる。だから経済的なことがモンダイではない筈だ、とチャーチは考える。

「先ず、交換学生の企画から説明し始めるの。するとミンナ“グレート!”って言うの。で、フランスからの、と言うと、そこでスベテはオジャンになるの」

こうしたコトは一方的な現象ではない。フランスでも、スポーツ・イヴェントで、アメリカの選手やアメリカ国歌に対するアザケリが見られる。

しかし、フランスへアメリカの学生を、と言う企画もあるのだが、フランスの家庭では拒否は起こっていないようだ。

毎夏、観光ヴィザで、アメリカに入るフランス学生の、正確な人数は分からない。100ほどの組織があり、規模の大きなものは、300人から500人のフランス学生を扱う。少なくとも、年間何千人かのフランス学生が、ショート・ステイ目的でやって来ておる。

不景気、テロ、SARS、などで、受け入れ家庭を見付けるのがムズカシクなっておる。しかし一方、グローバリゼーション、インターネット、安い航空運賃、などが重なってプラスに作用しておるのも事実。

それにもう、どこでも、外国人学生は珍しくもなんともないのだ。

NY、コネチカット地域を受け持っているバートランド女史によれば、大概の年は、フランスの5地区の高校にPRするのだが、今年はたった1校しかアクセス出来なかったと。教会の掲示板への広告もあんまり効果無かったし、地方紙への広告も手応え無かったと。

アタマに来た彼女は、受け入れの見込みありそうな家庭向けの公開状を書いた。それは、こう始まる。「NYのドマンナカにお住まいの方々は、イッタイゼンタイどーなっちゃってるのよ?」

これがシラキューズのポスト・スタンダード紙に載り、チョット変えたカタチで、コネチカットのスタンフォード・アドヴォケイト紙にも載った。

「アタシたちは、ホントのアメリカの価値を見失うほど利己的なの?アタシたちの文化を学びたいという子供たちにココロとベッドを開放することも出来ないほど忙しいっての?じゃなきゃ、まだアンチ・フランスの感情がクスブッているっての?」

彼女の期待した反応とは違ったけれど、シラキューズの退職機械技術者、ジョン・ヴォグラーからの返事が直ぐに地方紙に載った。

「イラクに対するテロリズム戦争で、ワレワレが支援が必要だった時、フランスはナニをして呉れたって言うのか。フランス−アメリカの友情は、6ケ月前に終わっておる」


フム。まァ、国連安保理でのフランス外相の刺激的な表情と言辞、そしてこのサイトで連続的にご紹介した、中国産のロケット航空燃料に関してのイラクとフランスのウラ取引きの証拠を、次々に突き付けて見せたNYタイムズのベテラン、サファイア氏のコラムなどを思い返してみれば、このカタクナサもムリは無い。

しかし、フレンチ・トーストのホテル・メニューからの抹殺だとか、ワインの輸入反対などは、冗談レヴェルの反発とも取れるけど、フランス高校生のホーム・ステイをコトワルことのウシロに、「隣近所に、非愛国的と見られるのがコワイ」という意識がもし有るとすれば、それはチョイとコワイ。アメリカという国家の《オーウェル度》ツマリ全体主義度がエスカレートしている証拠だからね。

ネオコンが結果として《ビッグブラザー》の代理機能を果たすようになるかも。マサカとは思えど。は。


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