U-MAIL(ウンコ通信) 2003/07/29
えー、昨年6月、79才で亡くなったNYタイムズの女性コラムニスト、フローラ・ルイスが、その4ケ月前、「ヘラ鳥」に書いた記事が、なぜかこのところ、ワメのアタマにシキリに蘇る。
9・11以降のアメリカを、西欧を、ストレートに叱ったこのコラムは、昨年2月6日付けのこのサイトで、ご紹介したのだが、今、もう一度再録したい気分になった。
「ヘラ鳥ウォッチング」:02/02/04
「WE NEED A NEW SENSE OF SHARED ETHICS」
「西の目からウロコが落ちた」 フローラ・ルイス
エンロンもワールド・トレード・センターも、ともにシホン主義の「発電所」であった。それがドッチも崩壊した。「西欧」はなんてダメになったのか。
普通の犯罪は日々アンノンの暮らしを襲うビョーキのようなもの。しかし9・11のテロは普通の社会の価値観をネコソギひっくり返して、まるで別の世界が存在することを、カイマ見せた。つまり西欧の目からウロコが落っこったのや。
ビジネスの世界で不正は珍しくもないが、エンロンのメガトン級インチキによる周辺一帯バラバラ事件は、現代金融システムへの反乱だ。
「法」のルールが無ければ、チカラのインチキのルールが横行するばかり。
イデオロギーはもはや何の役にも立たぬ。反ってキケンだ。
いくつかの、小さな国際的グループが、9・11とエンロン事件発生のズット以前から、新しい時代が生み出すこうした緊急モンダイについて、提言を行なっていた。
その中のひとつが、スロヴェニアのミラン・クカン大統領の召集によりスロヴェニアのブレッドに集まって提言した政治家、専門家、シロウトによって構成される「倫理、政治、科学の国際コレギウム」設立アピール。
ここでは「世界市民セイシン」(WORLD CITIZENRY)が求められている。
よーするに、デモクラシーに不可欠な倫理性がスサマジク欠落しているのが現状。
ワレワレが、コレと思う社会の中心となる価値観を、もいちどジックリ考え直す必要がある。
新しいルール作りというよりも、今までワレワレがキモチ良く感じていたルールを、大きく変わってしまった世界のパターンに合わせて、調整していくということだ。
目ン玉世界の隅までユキトドイタこういうオバハンが、この世から居なくなってしまうのはナントモ残念、ココロボソイ。残っているのは腕ズクのアホばかりやんけ。
このオバハンが推奨していたスロヴェニアの姿勢。W.W.2では枢軸側の、ドイツ、イタリア、ハンガリーに分割され、次には枢軸側に対抗した共産主義ユーゴスラヴィアのチトーの傘下に置かれ、1991年にヤットのことでユーゴから独立を勝ち取った小国。
セルビア勢力のユーゴクロアチアやボスニアに較べれば、血を流すことも少なく、1992年には、イワユル欧州共同体にも独立承認され、経済的にも、社会的にも西欧型を目指している国。ユーゴからの独立時のクロアチアとの国境イザコザも解決し、近くEUへの加入も約束されておる。
こうした歴史的苦労がスロヴェニアの政治に現実的な調整力を与えているのだろうが、万事チカラマカセのアメリカに在って、こうした小国のクカン大統領が主宰する国際コレギウムに着目したこのオバハンの視野の広さはどーだ。ツメの垢煎じて小ブッシュ一党に呑ませてやりたいではゴザンセンカ。いや、ポチ一党にも是非呑ませたいよ。今こそ、アメリカ一辺倒から抜けて、東南アジアの小国のシッカリしたリーダーたちと、もっとキメコマカイ連携プレーするべきではアリマシェンカ。
9・11のテロのイミを、歴史感覚でキチンと把握していたフローラ小母さんに献杯!