U-MAIL(ウンコ通信) 2003/08/11 


拝啓 鎌倉市長殿 (カマクラ・リポート第6号)

えー、各界からゾクゾクと、今回の墓地モンダイに対するコメントが届いて来ておる。本日は、かつてテレビ朝日の「こんにちわ2時」のキャスター務められ、今も「朝まで生テレビ」や「スーパー・モーニング」などのコメンテーターとして活躍中の、水口義朗氏からコメントがFAXされて来た。それを先ず。


「ブランド墓地のゴーマン」

葬式の肝いりをやったとき、百万近い布施を包んだ。有難うも領収書もなかった。坊主丸もうけ、葬式仏教で実にあいまいな商売をしている存在だと疑問をもった。

宗教法人という利権かくれみのをかぶっているズルサ。神社仏閣は地元住人とのコンセンサスの中でこそ役に立つし、坊さまは尊敬されてきた。そのためには、住職は辻教法はいうに及ばず、分かりやすく説明する責任をもつ。

さらに、市当局は、墓地が今でも、なぜ保健所が許可すれば、工事強行できるのか、この不可解なお役所仕事に答えなければならない。

さらにさらに、カマクラブランド墓地を購入する救いがたき愚衆も、お寺さんや鎌倉市と話し合いなされ。

水口義朗  (『婦人公論』元編集長・コラムニスト)


いわゆるマスコミ業界で知らないヒトは居ない。野坂昭如氏のデビュー作「エロ事師」は「小説中央公論」の辣腕編集者時代の水口サンの仕掛け、タイトル付けたのもこのヒト。

ワメとは同い年の「元・中年ラグビー仲間」だが、精神イキイキ、好奇心ギラギラ、行動力バツグン、このところ精力的に「原発」モンダイを追って居られまする。

今回の「正満寺・墓地モンダイ」にも、深い興味を示され、怒りに満ちた、このコメントが届きました。時代に逆行する、環境無視の寺の姿勢は言語道断、メディァ上でも叩かねばならないと、ジャーナリスト仲間にゲキを飛ばして居られまする。ココロ強きカギリ。


さて本日は、前回に申し上げた通り、寺側から行政側へ提出された、住民との「話し合い」の「議事録」について。このシロモノが、行政側が「墓地経営許可」を出した根拠というかヒトツの口実になっているラシイのだが、それがヘンなのだよ、ヒトクチに言って。今回はそれをトコトン。


《話し合い》議事録への疑義。というかそのウソについて考える。

この「議事録」の中に、鎌倉市、保健所、イワユル行政側に、キッチリ、「論理的」に説明して貰わねばならぬフシギな「ロンリ」があるのだよ。

イイカイ?寺側が行攻へ提出した「話し合い」の議事録の内容の、ドコから「モンダイ無い」という行政側の判断が出てくるのか? それが検討されなければ。その判断から寺の申請を「許可」した、と行政側が明確に言っておるのだからして。

議事録を読むと、寺側は、住民側からの、危惧や不安からの具体的質問を、コトゴトク「答弁する必要ない」「それはカンケイ無い」「許可上やむを得ない」「寺としては必要です」などと、木で鼻を括った態度で、一方的に「拒否」「却下」しておる。つまり、まるで「協議」「話し合い」の体を成していないのだよ。議事録に従えば。

普通に読めば、住民側の理解をマルデ得られなかったという状況。しかし、どうだろう、一般的には、「住民側の態度の軟化、ある程度の同意があった」と報告した方が、「許可」が出し易くなると考えるのがフツウだろう。なのに此処では敢えて寺側が一方的に住民側の言い分を「封殺」した状況がレイレイしく報告されておる。

この矛盾は、こう考える以外スジが通らない。ツマリ、行政側が最初から寺側に、「相手と対等に議論するな、相手の土俵に乗るな、一方的に否定せよ」と「指導」し、寺側がその通りに行動し、それをそのまま議事録・報告書として、行政側に提出した結果だと。

寺:「ホレ、ご覧くださいまし、お役人さま、《ご指導》通り、住民どもの疑問・質問、スベテバッチリ封殺いたしましただ」

役所:「フム、ヨロシイ、よくやった。これで申請許可が出し易くなったのォ」

てな会話が聞こえてくるような。

イイカイ、住民の質問への一方的な「拒否」「却下」は、議事録に載せられると、一見、「モンダイ無かった」ように錯覚される可能性があるのだよ。これがミソ。

「モンダイが無かったようなので、許可を出した」と言いヌケルための、巧みなアシストがここに在る、と、フカヨミさせる不自然さが目立つ「議事録」なのだよ。

ここに狡猾な作為が在ることはタシカ。ナゼナラ。

「話し合い」の現場では、議事録と異なり、一方的な拒否、却下ばかりでは無かった、と言う事実だ。ワタクシメは3回とも、「話し合い」の現場にいたのだよ。かなり激しいヤリトリがあり、噛み合わないながらも、納豆ネヴァネヴァの、論理的に突っ込んだ質疑応答があったのだ。寺側が行政側に提出した議事録では、それがキレイサッパリ整理され、消されておる。モメた部分はカットされておる。

これは「陰湿な詐術」と非難されても仕方あるまいよ。リッパな「グル」「共同謀議」やんけ。

しかし、住民側の手許には3回の「話し合い」の現場ヤリトリの録音テープが残っておるからして、イザとなれは、この詐術をアバクのはカンタンなことだ。

法律に従った決定はスベテ、「前提」に誤謬があれは、失効するのが原則。出された「許可」も当然無効となる。この場合、「モンダイ無かった」という判断のモトはデッチアゲられた「議事録」。それが「前提」になっての「許可」やろが。100%無効や。

大体、「モンダイありそう」だからこそ「話し合い・協議」を「指導」したんだろ? なのに、一度として「話し合い」に立ち会いもせず、作為に充ちた「議事録」チョイと見て「何もモンダイ無さそうなので許可した」ってのは無責任にもホドがある。

シツコク言うよ何遍でも。「却下」「拒否」だけの議事録から「モンダイ無い」という結論出てくるスジミチ聞かせて貰いたい。キッチリと。ロンリ的に。

以上、本日はココマデ。

鎌倉市住民 桜井 順


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