U-MAIL(ウンコ通信) 2003/09/06
拝啓 鎌倉市長殿 (カマクラ・リポート第15号)
えー、もう1本、強烈なコメントが届いた。
精神科医・作家の なだいなだ 氏から。
鎌倉在住のなだいなだ氏は、台峰地区の開発に対する反対運動「台峰の緑を守る会」を主宰されて居る。「ナショナルトラスト」という方法で、ネバリ強く反対運動続けられた結果、漸く鎌倉市も「緑地の保全」に積極的な姿勢を見せ始めたという。
開発のウラのサマザマなカラクリを知悉された氏からのコメントは、今回のモンダイの核心を衝いているように思える。ワメの目からウロコが数枚剥がれ落ちた。そうなると、事件の主役はガラリと替わる。悪徳坊主は助演者に成り下がるのや。
なだいなだ氏の見立ては斯くの如し:
最近、お墓の宣伝が多いとは感じていましたが、こんなことになっているとは。
不良不動産の処置に困って、考え出した新手なのでしょう。
お寺の背後に、不良債権処理の、不動産業者と、銀行の影がちらつきます。
お寺の名前だけでなく、業者の名前も情報として出すことが必要ではないでしょうか。
ぼく自身は台の緑地保護の運動に参加して、広町の保存が決まり、台の方も保存の方向に傾きつつあるという情報で、少し気が緩みかけていたところですが、住宅開発が出来ないとなると、今度はお墓ですか。
ぼくは無墳墓主義ですが、これからは散骨無墳墓の、インド方式にならないと、いけませんね。
なだいなだ
ウム。スベテ、アリ得る。一見、フカ読み過ぎるように思えるかもしれないが、およそ「墓地」などには向かないこの崖地が、「東京の寺」に転売された前後関係辿って行けば、今回の事件の主役はガラリと替わり得る。寺は被害者、というのは行き過ぎとしても。
実は、ワメと連携している某ドキュメント制作者グループも、同様のウタガイ抱いているらしいのだ。今回の寺側関係者のアセリには、不良債権問題がカランでいる見て、正満寺殿が競買で手に入れたという当該地の転売記録のウラを追っているのだよ。こうしたコトに全くトウシロのワメにはナンノコトヤラ、サッパリワカラヌが。は。
古いハナシだが、昭和29年、保守連合55年体制スタート前夜の政界大スキャンダル、「造船疑獄」に深く関わって、やがて破産する金融業者、森脇将光の「森脇文庫」が、当時、このモンダイの土地の所有者だったことは周知の事実。その「黒い霧」が半世紀経った今猶、この地にタチコメていると言うのか。好奇心マミレの野次馬向けストーリーとしては、まことによく出来ておる。
さて、なだいなだ氏の、インド式 散骨無墳墓主義 は、心情的に、ワメにはピッタリや。別に主義では無いけれど、人生成りゆくまま、結果として、カミさんと二人静、子孫持たぬ境遇に在るワメとしては、先祖代々の墓所守るためのアダプションなど、マッタク思慮の外。ベナレスまで流れようとは思わぬが、あの水辺の火葬情景には常々、ココロ惹かれておりますのじゃ。
閑話休題:
散骨無墳墓式 は、末期シホン主義金融地獄の底に蠢くジャパンの墓地売買市場にとってはマサに天敵。一方で「靖国神社モンダイ」なども軽ーゥくアウフヘーベン。
TBSをはじめ、今や各局に揃っているイチャモン・ドキュメント番組も、ココまで踏み込めば、単なる社会派スタンス超えて、一大ブンカ論に届く。
どうせヤルならココロザシ、そこまで高く狙おうではないか、オノオノ方。
鎌倉市住人 桜井 順