U-MAIL(ウンコ通信) 2003/09/15 


拝啓 鎌倉市長殿 (カマクラ・リポート第18号)

「私はダマサレたようなもんです」

いや、オドロイタネ。これが正満寺の住職の口から出て来たコトバなのだよ。言うなれば、ダマサレて、この土地を買わされた。しかし、寺の「経営」上、これをナントカ「墓地」にするのが、自分の責務である、と。そのために生じる周辺住民の危険、迷惑、不快などについては、コレッポッチの言及も無く。

えー、9月13日、「正満寺墓地問題」の「工事説明会」が行なわれるということで、「現場」に程近い「華の橋」渡って「報国寺」への道沿いに在る「浄明寺会館」へ赴いた。
なに、ワメらは、行政側の無責任と、作為から出された許可による「工事着工」をハッキリ「不法」と宣言しておるのだから、「工事説明」なんぞ聞いたってシャナイ。ただ住民への告知ヌキでコソコソと「工事着工」した、その辺の事情をどう言い抜けるのかを、見届けに行ったのだよ。

気の毒なのは、工事担当の建設会社、果たして最後まで完工出来るかどうかもワカラヌこの工事の手順を、いかに住民の迷惑を避けるべく努力しておるかをPRすべく、汗だくの説明。

交通渋滞とかで遅れて出席の、とても聖職者とは見えぬ、今日はセビロ姿の御住職、左手首にガラス玉の数珠などジャラジャラと巻きつけ、万事世馴れた風情にて、若い誠実そうな副住職を横に侍らし、工事関係者と住民とのヤリトリを余裕タップリ聞いておられましたじゃ。

1時間半ほどのヤリトリの最後に、ワメが「根本的」な質問をヒトツ差し向けましてん。

「なぜ、ヨリニヨッテ、こんな、危険な、工事のムズカシイ傾斜土地に、墓地を作ろうとされるのか?」

御住職の答。ザックバランというか、開き直ったと言うか。

「業者が、墓地を作れる、と言ったので、あの土地を買いました」

ウム。そのウラにあるのは当然、「値段がベラボーに安かったから」でありましょう。時はバブル末期、債権重なって競買にかけられた土地。あるいは、少々割高でも、将来「転売」すれば利益が望める、という見通しもあったかも。

ところが、10年前、最初の「墓地経営申請」は鎌倉市から却下されてしまった。その決定の責任が市長にあったのか、保健所にあったのか、それはワカラン。とにかく、住職の言がホントなら、寺側はダマサレタ結果となったのだよ。

「業者」はコマッテシマッテワンワンワンだったろう。時代は大不況に入り、土地の市場価格は暴落の一途。

そして、同じ条件の申請が、今回は「許可」を受けた。と言うことはナニをイミするか?

寺のクレーム受けた「業者」がナンヤカヤ、四方八方に手を尽くして、鎌倉市当局周辺から「許可」を取り付けた、としか考えようが無いではゴザラヌカ、市長殿。

その辺は日本のタテ割り行政のトクイとするところ。保健所は市長に「照会」し、市長は保健所に「指導」を要請する。役所特有のテクニカル・タームはどうでもヨロシイ。とにかく、ドコに最終責任が在るのか、マッタク不透明というベンリな構造なのだよ。こうした「八百長」遂行するには。

しかし、だ。「業者」にダマサレた、とヌケヌケ言い抜ける御住職ってイッタイ何だろね?つまり「取引の失敗」という反省しか無いのだよ、此処には。

ナンボ「(株)正満寺」のCEOだとしても、その失敗のツケを、最終的には、その地域の住民の生命の危険と、生活の不便に転嫁しようってのは、チョイト非道過ぎやしないか?「鎌倉ブランドの墓地販売」という自分の都合しか考えていない。

今回のケースは、反対の根拠に「住民エゴ」など一切無い。其処には「寺エゴ」と「住民犠牲」があるのみ。

ツマリ正満寺は、「宗教人」不在の「宗教法人」ってワケなのだ。

今回の御住職のオコトバを拝しておる中に、ワメの意識のスタンスが大きく変わった。

住民を「環境の危険」から守ることは勿論大切だが、同時に、それ以上に、「日本仏教のココロ」の崩壊を、破戒坊主に替わって、救済することが急務ではないか?

そうそう、さらに。ワメの質問に続いて、ヒトリの女性列席者が、会館の入口壁面に貼られていた、「有識者コメント集」つまり、このサイトでご紹介し続けて来た、永六輔、小林亜星、木村三浩、田原総一朗、水口義朗、渡辺好章、冨士真奈美、マルコ・ブルーノ、玉木宏樹、三上e正、小野田隆雄、福田毅、なだいなだ、名取美和、各氏の、この問題に対する、批判を、どう思うか?と質問。

それに対して住職は、薄笑い浮かべ、

「ヒョーロン家のコメントなんぞ、私の事業遂行にナンノ関係も無い。右の耳から入って左の耳にヌケルだけです」とノタモウタ。

今回のヤリトリの一部始終は、ばばこういち氏がVに収録されたことを、お伝えしておこう。

鎌倉市住人 桜井 順


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