U-MAIL(ウンコ通信) 2003/10/02 


「ヘラ鳥ウォッチング」

えー、トンデモナイトンデモナイ、「鎌倉」食い物にしようと言う東京のハレンチ坊主退治のナンヤカヤで、残り少ない時間ツブシてご紹介チョット遅くなってしもうた。

2年経っても未だナマナマしいあの9・11テロに関するハナシ。

あの直後9月17日に、レバノンのテレビ局が流したデマは有名だ。イワク「あの朝、WTCビルで働く4000人のユダヤ人はヒトリも出勤していなかった」と言うもの。

テロがアラブによるものではなくて、「ユダヤの陰謀」だ、と言うイスラム世界向けのデマ。

しかし今回の新たな情報は、出どころがハッキリしている。ウワサではない。ただ、それを、どう解釈するべきか?という種類のハナシ。


「WHITE HOUSE AGREED TO WHISK SAUDIS AWAY 」

「アメリカ政府が、9・11直後に、ビンラディンの親戚を含む140人のサウディ人をヒコーキでアメリカ国外に脱出させたってホント?」

エリック・リヒトブロー

(ワシントン・発)

このハナシの出どころは、リチャード・クラーク、今は小ブッシュ政府を辞めているが、事件当時、ホワイトハウスの危機管理責任者だったヒト。

FBIが、出国させるサウディ人たちは、テロに関係無い、と請け合ったので、この異常な処置を認めた、とクラークは言う。このサウディ人たちが、「復讐」を受けるのをホワイトハウスが危惧したためだと。

ビンラディンの親戚、その他のサウディ人たちが、大急ぎでアメリカを出国した事実は、9・11直後に既に世間にバレていた。

クラークはヴァニティ・フェア誌の中でコレを喋り、さらにインタヴューと議会証言でオオゴトになった。これについて、ホワイト・ハウスはダンマリ。

このハナシは、9・11に関して、サウディ・アラビアがハイジャッカー達に、財政的支援をしていたとするリポートが、米国議会で出された数週間後に出てきたのだよ。

クラークのコメントが、これに火を付けた。アメリカのサウディとの外交カンケイにはナニかが有る。だからそんなヤサシイ処置を採ったのだ、という告発。

NY州の民主党上院議員、チャールズ・シュマーは、クラークのコメントを捉えて、この140人のサウディ人の慌ただしい出国に関しての調査をホワイトハウスに要求した。

シュマーによれば、その中でも2人のビンラディンの親戚については、テロリストとの関係が疑われ、9・11の手掛かりになったかもと。

「アメリカがサウディにヘイコラしている証拠だ、これは。テロとの関係を発見したくないのだ」と。

一方、FBIは、出国させる前に、ビンラディンの親戚にインタヴューしたが、ビンラディンは、一族から見限られていた、と。

「ワレワレは出来るだけのことはした」FBIスポークスマンは言う。「この中にはワレワレの役に立つような情報持っている者は居なかった。特別扱いはしていない」

しかしヴァニティ・フェア誌は、元FBIのテロ対策責任者だったデール・ワトソンの言を引用している。出国したサウディ人たちは、本格的な査問や質問は受けていなかった、と言うのだ。

同誌の記事によると。綿密に早急に行なわれた出国は、アメリカの10の都市から、個人所有の飛行機が次々ピックアップするカタチで実行された。

ある空港関係者は、政府の民間飛行禁止令の最中のことであり、その指令にはビックラコイタけど、それを止める権限は無かった。と。

この2月にホワイトハウスを辞めたクラークは、「サウディ人たちと同様にワレワレは、サウディ人と中東人が報復の目標にされることが心配だった」

彼は、燃え上がってきた「サウディ国外脱出」への批判を「コップの中の嵐」だと言う。自分は、アヤシイ者はスベテ引っ括れ、と命じた。だがFBIは誰も拘束しなかった。

シューマーはホワイトハウスへの書簡の中で、「サウディ人たちは、テロ・アタックについて、なにか知っているかもワカラナイのに、まるで、フリーパスみたいだった」と。

「ワタシには納得行かない。9・11のワズカ2日後に、FBIがナニを尋いたらいいのか、誰に聴くべきか知らなかったなんて」インタヴューに答えてシューマーはそう言ったのだよ。


ウム。ビンラディンのテロの最大の目的は、アメリカとサウディの仲に水を差すことだった、とも言われておる。

たしかに、アメリカとしては、アブラを真ん中に置いて、サウディが敵なのか味方なのか、パキスタンとは違うイミで、疑心暗鬼。最近「タイム」誌の9/15号でも、

「THE SAUDIS WHOSE SIDE ARE THEY ON IN THE WAR ON TERROR?」

「対テロ戦争で、サウディはアメリカの敵なの味方なの?」

という特集組んでおる。

どうも外交のテクダは、テキサスのカウボーイよか、アーブラガダブラの王様の方が数枚上手に見えるよな。

サウディのアブラへの依存を打ち破るべく、北海油田にイロケ示しているアメリカだけど埋蔵量はともかく、採算取るためには、やはり中東市場とのカネ合いが難しいらしく。環境破壊への考慮以外にも、2の足踏む要素はあるようだ。は。


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