U-MAIL(ウンコ通信) 2003/10/06 


「ヘラ鳥ウォッチング」

えー、こないだ北極にいて、エスキモーと一緒にクジラ食っていたクリストフ君、今週は南アフリカに居てはる。例のアフリカ・エイズ問題のツヅキだ。短絡訳にて。


「CONFRONTING AIDS IN SOUTH AFRICA」:10/03

「南阿のエイズは《伝染病》ではない、《ホロコースト》だ」 ニコラス・D・クリストフ

(南阿・ヨハネスブルグ発)

ひと昔まえ、南アフリカのモンダイは、「アパルトヘイト」という名の不公正だった。

今、モンダイは「エイズ」という名の不公正。

かつて、アパルトヘイトに関しては、声上げて不公正叩いたアメリカだが、この不公正への対応は、手ヌルイ。ヨーロッパも、アフリカ自体も対応は、手ヌルイ。

南アフリカのムベキ大統領に至っては、「はたしてHIVがエイズの原因か?」などとホザイて、批判を躱そうとしておるのだ。その結果、アパルトヘイト時代より、もっとヒドイ状態を、この男は作り出してしまっておる。

ワレワレ米国人は、エイズを「伝染病」としか捉えていないが、これは「ホロコースト」なのだよ。ツマリこれは、倫理に対しての世界の挑戦なのだ。ワレワレはそれに応えていない。「知ランプリの大量殺戮」と言い換えてもイイ。

南アフリカの医療インフラは、アフリカでは一番の筈。

モンダイは、「死ぬ」だけではないのだ。病気で「働けなくなる」のもモンダイなのだ。
そして、そこに「少女売春」のモンダイが起こって来る。

両親または片親をエイズで亡くしたアフリカの子供は、現在、1100万人。2010年には、2000万人になると予測されておる。

14〜18才の少女の65%が、食うためにオトナにカラダを売っている。オトナはコンドームを使いたがらない。なんと、学校の教師にも、入学を条件に、少女とセクスするヤカラが居るのだよ。

レイプも日常茶飯事。その犯人の45%は、南アフリカでエイズに感染しておる。

トドノツマリ、エイズは、アフリカのいくつかの国をシッチャカメッチャカにする。

世界銀行はこの6月に、もし、南アフリカがエイズと闘うことをしなければ、完璧な経済破綻にツナガルと、研究結果を出した。

アフリカの中でも、ボツワナは、エイズの「グラウンド・ゼロ」だ。オトナの39%がエイズまたはHIV感染者。街の至る所に、青く痩せこけたオトナやコドモがようけ居てはる。

しかしボツワナには希望もある。7700人が、対エイズ薬投与による治療を受けておる。医師によれば、6ケ月を経過して、85%がヴィールスの抑圧に成功しているようだと。

ボツワナのケースは、何百万人のイノチは、ワレワレが積極的に行動すれば、救われる、という証明だ。

さて、「ワレワレって誰だ?」


ウム。「エイズ」は、現代の一種の「踏絵」と言えるかもね。


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