U-MAIL(ウンコ通信) 2003/11/28-2
「ヘラ鳥ウォッチング」
「THAILAND TO CONSIDER LEGALIZING PROSTITUTION」:11/28
「タイ国で赤線復活?」
(共同通信)
ソレナリの女を備えた酒場やマッサージ・パ−ラーの、ケバイ広告がアケッピロゲに出されているバンコックの町。タイ国経済の3%は、この産業にタヨっているのだよ。
売春は法律的には違法。税は払わないし、警察の腐敗を生み、女たちは奴隷扱いされる。
政府は、これらセクス産業の合法化と規制を検討すべき時期だと。
法務大臣は、次の木曜に、売春合法化と女たちの登録制を提案する予定。
1年、43億ドルと推定されるこのアングラ商売に課税出来れば、国庫は大いに助かるのだ。タクシン・シナワトラ首相は、これと平行してギャンブルの合法範囲も広げたいと。
合法化されれば、20万人と言われる売春婦たちは、健康保険など社会サーヴィスも受けられるようになるし、一方で、これまで甘い汁を吸っていた、ポリス、政治屋、傭い主からの搾取から保護されることになる、と提案者は言うのだよ。
「アタシたちは、自分を守りたいだけよ」26才のノイは言う。売春の経験は2年、源氏名しか名乗らない条件でのインタヴュー。「でも、保険が必要だし、他にもイロイロ要るのよね」もし、売春が合法化されれば、「警察を気にしなくてよくなるし、乱暴な客や、代金払わない客に対してのタヨリにもなるわ」と。
セクス労働者の権利を守る教育組織「エンパワー」の主宰者チャンタウィパ・アピスクは売春が違法である内は、「マフィア」が雇い主になり、売春婦は「セクス奴隷」にならざるを得ない、と。
今年、ポリスのセクス産業からの搾取が明るみに出された。バンコックのセクス産業の大物、マッサージ・パーラー・チェーンを操るチュイット・カモルヴィジットが何百万ドルの用心棒代をポリスに払い続けたと、オオッピラに警察に文句をつけたのだよ。
そのカネは、当然、国庫に入るかも、いや、入るべきモノだ、とタイ国の違法マネーについて詳しい、バンコック・チュラロンコン大学のフォンパイチット教授は、政府に認識させたのだ。
しかし、批評家は、セクス商売の合法化は、女性からの搾取を廃めさせるための手段としてはどうか、と。
「もし、これが警察の腐敗是正のためだと言うなら、警察自体を掃除すればよい」討論に参加したチェンマイ大学のヴィラダ・ソムスワスディ教授は言う。「合法化は役に立たない」と。
殆どが独身者の中国移民が溢れた1900年代には、売春はタイ社会に不可欠なものだったのだよ。当時は売春は合法だが、規制を受け、地域も決められていた。
1928年に売春は禁止された。さらに1960年に法は強化されたのだが、その数年後に、ヴェトナム戦争が起き、アメリカ兵士が溢れて、ガイジンへのセクス調達が始まったのだよ。
ウム。セクス産業が戦争・占領にツキモノであることは、ワレワレニホン人も経験済みだよ。有楽町のおトキ姐さんだっけ、有名なヒロインも居てはったのや。
しかし、今は、「エイズ」の存在がコワイ。失礼ながらタイはエイズの本場だよ。合法化はイイけど、「エイズ」予防の先が、別の人権蹂躙にツナガル懼れもあるって。お国のフトコロ事情から、セクス産業の復活をってのはトンデモナイよ。