U-MAIL(ウンコ通信) 2003/12/01
「ヘラ鳥ウォッチング」
「DON'T TELL THE POPE」:11/28
「ヴァチカンなんて知らぬがホットケ」 ニコラス・D・クリストフ
(エル・サルヴァドル/ソンソネイト発)
もし、法王ジョン・ポール2世(ヨハネス・パウロ2世と申し上げるべきか)が、此処エル・サルヴァドル西南部のビンボー地帯に在るローマカソリック病院に行幸アソバサレたら、そりゃもうオオゴトだぜ。来なくてシアワセ!
ヴァチカンは、このエイズ蔓延の世界状況にも拘らず、開発途上国のビョーキに対して、まるで知らぬがホットケじゃ。
エル・サルヴァドルでは、1998年、教会のエライさんが、堕胎禁止をキメたのだよ、たとえ母体が死に瀕していてもノーと。さらにヒドイことには、先月発効した法律の成立にサンセイしたのだよ。
それは、コンドームには「エイズ予防には役に立ちません」という警告表示を義務付けるというトンデモナイ法律。(小ブッシュの基本線も今、ソコに収斂しておることは何遍もご紹介いたした)
エル・サルヴァドルでは、女性が初めてセクスする時、避妊を行なうのはたった4%しか居ない。だから、この法律はエイズで死ぬコドモを、さらに増やすことになる。実際には、「傘を持ってるから雨が降る」のではないのと同様、「コンドームを持っているからセクスする」わけではないのに。
この地の大衆にとって、カソリック教会は、知らぬがホットケのヴァチカンとは大チガイで、活発で柔軟性のある組織なのだよ。
ソンソネイトのカソリック病院では、医師たちは、女性にIUD(避妊器具)やピルを教える。特に、コンドームを使ってエイズを予防することを教えている。
つまり、カソリック教会の人道博愛主義は、ヴァチカンなど遠く及ぶところではない。牧師も尼僧も、しばしばローマの阿呆坊主をシカトして、黙々と教区のエイズ患者の救済に当たっておるのや。
「大僧正サマはサン・サルヴァドルに居てはって、コンナ所へはお寄りにならぬ。だからワレワレは鬼の居ぬ間の治療が出来るってものさ」と医師は言う。
ヴァチカンはシツコク「コンドーム」と「避妊教育」に反対し、コンドームはエイズ防止に役立たない、とバカコイテ居るのや。あのガリレオを蟄居処分にした法王ウルバン[世とエエ勝負や。でもコッチの方がモンダイは重大やんけ。
広く活動しているカソリック教会にはホンマ脱帽や。ラテン・アメリカの貧民窟やアフリカ・アジアのスラムでホネ折って汗流して働いておるのやで。カソリック救済奉仕団は、第3世界の中で最も精力的に援助活動している組織、なんとも崇高な博愛主義の手本なのだよ。
法王が聞いたらカッカと来るにチガイナイ。牧師たちは教義を実に柔軟に解釈してコトに当たっておる。絶望的にビンボーな、水もデンキも来ない、サルバドルの山腹のアバラ屋に住む農民、その5年生の子供たちに、教師はエイズの対処方法を教えておるのだ。
「福祉活動家はバナナを手にやって来て、それにコンドームを被せるのです」と教師は言う。でも牧師は反対しないと。
グアテマラの田舎、コーテペックの町では、マリノール姉妹が一流のエイズ診療所を運営し、防止プログラムを実施して、広くヒトのイノチを救っている。彼女等は、売春婦や小学生たちと一緒に働き、なぜコンドームがエイズを予防するかを教えている。
で、ヴァチカンは一体ナニを教えておるのや?
「モチロン神は、ワレワレが互いに殺し合いすることは望んでおられない」エイズ患者と一緒に働いているマルレーネ・コンドンは言う。「ナニカをやらなくちゃ」
コーテペックのアチコチで、牧師たちは集会を開き、そこでワカモノたちは、エイズとコンドームについて学ぶのだ。
ヴァチカンは解放的神学をホネ抜きにするために、アタマガチガチの僧正を任命して、教区の秩序を元へ戻そうとした。しかし、フランスやドイツの僧正会議は、コンドームはエイズと戦うためには許されると論じ、南アフリカの僧正ケヴィン・ダウリングは、イノチ救うために、方針を変えろと教会にセマっておるのだよ。
今月、いくつかのカソリック組織が、僧正連に、エイズと戦うためにコンドームを許可せよと要求した。
皮肉なことには、カソリック教会以上に、エイズ被害者とその孤児たちを援助している組織はヒトツも無い。世界中のエイズ救済の25%は、教会関係のグループによって賄われておるのだよ。
なのに。ヴァチカンは、ヤミクモにコンドーム使用に反対しておるのだ。たとえ、結婚した夫婦のドチラかが、HIVの感染者であってもだ。
ヴァチカンは、エイズとの戦いに、現地でカラダ張ってガンバっている牧師、尼僧連中から、学んで欲しいものだ。
コートペックで、ワタシは、マリオ・アドルフ・ドミンゲ教父と話す機会があった。ワタシが、コンドーム神学について突っ込むと、彼はタメイキ吐いたのだ。
「ワレワレは、コンドーム使用を推奨はしません。けれど、反対もしません。ワレワレはコンドームがエイズを防止することを知っているからです」ワタシがそのコトバを書き留めるのにビクビクしているように見えた。「キリスト精神と一片のゴムの間には、なんの矛盾もありません」
これはもう、殆どワライバナシではないか。ワメ等異教者から見ると、ヴァチカンのヨボヨボ老人が、なぜそんなにアリガタイのか、まるでワカラン。戦争の防止にも、民族紛争にも、なんの役にも立たず、ニンゲンのイノチ救うための堕胎もコンドームも神のご御意志に反するからアカンと。エイズのオソロシサは、かつてのコレラやスペイン風邪とはダンチだぜよ。どのイノチを救ってどのイノチを殺せばイイノカ説明してくれや。
そして、ヴァチカンの不自然さは、神に仕える独身牧師を、幼児凌辱に追い込む。その犯罪を庇おうとするバテレン船団方式。ヴァチカン式キリスト教に未来はないよ。
そのキリスト教の崩壊の線上で幼児凌辱ムーン・ウォ−ク踊っているのが、キリスト教エネルギー転換物であるシホン主義のタワワな果実をもぎ取って無残な白人願望を実現したマイケル・ジャクソン、という見立ても可能だよ。
ウガッタ言い方すれば、マイケル・ジャクソンは、「ドリアングレイの肖像」の背徳の罪彫り付けられた肖像画の方が誤ってオモテに面サラシている、と見てもヨロシイ。ワレワレは「見テハイケナイモノヲ見タ」のだよ。またまたヘラ鳥のハナシがペダン鳥の背中に乗ってしまった。ゴメン。