U-MAIL(ウンコ通信) 2003/12/22-3
てえワケで、ポスト・ガゼット紙のコラムニストのオチョクリコラム、ご紹介。
「殺リ鳥ウォッチング」
「THINGS ARE JUST DUCKY, NOW THAT CHENEY'SLEFT TOWN」:12/12
「殺鳥鬼チェイニーは帰ったよ、ヤレヤレ」 〜生き残ったキジとマガモの会話〜
トニー・ノーマン
チェイニー副大統領の銃口から辛うじて逃れた疲労困憊キジと憤怒マガモが、人生の意義と、愛国心と、狩猟の倫理について語り合った。
キジのフレディ: なァ、オレ達ァ、こうしてナントカ生き残ったけどよ。アンタはキットこのハナシを、小ブッシュ・バッシングの材料にする気だろ?
マガモのジャン: キミはまた、なんでソンナこと考えるんだ?たしかにこの事件は寓意と教訓に満ちているよ。でもボクはこれが、あのルイ14世の末期にソックリだなんて言うツモリは無いよ。ボクは自分の運命に従うさ。ボク達の運命は、エア・フォース・トゥーに乗ってやって来た、あの金権亡者の指先のチック次第なのさ。
フレディ: ウン、その皮肉はワカルけどさ。個人的には、オレは、合衆国の副大統領閣下に撃たれるなんて光栄のイタチだと思うぜよ。オレは第一に愛国者で、第二に首輪付きのキジだからな。
ジャン: キミの無学を愛国心と一緒クタにするなよ、フレディ。キミは青空屠殺場に住んでるんだぜ。キミの全存在は、あの金ピカピカの、毛ムクジャラの、2本足野郎のお慰み道具なんだぜ。
フレディ: 確かにそう言う見方も出来るけど。広く世界的に見ればだよ、オエラ方がオレ達を撃つのはストレス解消のためだろさ。あの侵攻受けてるツマラネェ国のことでさ。
ジャン: シリアやイランのキジやマガモ連中は、ボク達に感謝してイイと思うよ。だけどソンナことは慰めにもなりゃしないよ。
フレディ: オレだって我が身はカワイイさ。アンタと同じで。だけど自分のコトにカマケルより、もっと大事なコトがあるんだよ、人生には。
ジャン: 他の仲間と一緒に、まるでサーカスさ、血の匂い目当てに訓練された猟犬どもに追い掛けられながら、弾丸避ける。ボクは犬どもが運のワルイ仲間たちを薮から追い出す度に、ゾっとしながら神サマに感謝したよ。こんな大量殺戮で無ければ、服従ってモノにはココロ休まるところもあるんだけど。
フレディ: ミスター・チェイニーは、一人で70羽ものキジを撃ったって言うハナシだ。現職副大統領としては、新記録だぜ。オレの仲間のキジたちは内臓抜かれ、真空パックされてワシントンに送られたってじゃないか。ホワイトハウスの晩餐になったんだろうか?オッソロシイことだけど、オレはちょっと羨ましくもあるぜ。
ジャン: あのクラブで、屠殺場に追い出されたボク等500羽の養殖鳥を撃った腕前についてチョット考えてごらんよ。なにがスポーツマンシップだよ。あんな狭い場所で、ボク等全員を撃ち殺せなかったアイツ等の目は節穴じゃないか、ハッキリ言っちまえばさ。
フレディ: オレたち100羽は、副大統領一行の銃撃から逃げ果せた。聖書も言ってるだろ、必ず誰かが生き残るって。オレ達ァこうやってピンピンしてら。有り難いことよ。だけど、オレが思うに、アンタ等マガモ連中は、人生の不条理に感謝してるんじゃないか?オレたちほど不条理で愛国的な存在は無いぜ。
ジャン: 寿命イッパイ生きて、自分の池ん中で臨終迎える人生ってイイと思わないかい?古臭いって思われるかも知れないけど。ボクは自分の人生を、あんなジジイの虚栄心のためにアキラメルなんて真っ平さ。
フレディ: オレだって真っ平さ。だけどアンタはなんだってまた、否定的なことばっかり主張するんだい?副大統領にはオレたちのイノチを犠牲にしてもカマワナイという理由があるんだろうさ。サンセイする必要は無いけどね。なぜ、アイツはいつも悪い衝動に突き動かされるのかね?アメリカ人とは思えないね。
ジャン: チェイニーがこのクラブにボクたちを殺しに来たのは、この2年間に2回だよ。ボクは顔のマン前にショットガン突き付けられたんだぜ。
フレディ: アンタはアイツのハンティングのやり方が、政治のやり方とピッタリ同じだと考えている、そうだろ?アンタが言いたいのは、「カン詰め」の中の狩猟は、イラク復興事業で、ハリバートン社が小ブッシュ政府と結んだ談合契約にソックリだってコトダロ?
アンタは陰謀説の大家だぜ。
ジャン: 死んだマガモより、屁理屈サヨクの方がマシだと思うよボクは。来年また、チェイニーが皆殺しにやって来る時に、キミがドンナに愛国者だか見せてくれよ。
ウム。この原稿書いた、トニー・ノーマンは、1960年生まれのイワユル、アフリカ系アメリカ人。「ピッツバーグ・ポスト・ガゼット」に1988年入社、最初はポップ・ミュージックの記事を担当していた。1996年にマドンナの記事書いていて、自分の教養不足を知り、以後ベンキョー重ねてコラムニストになったのだ。1999年に新聞コラムニスト協会賞を受けた。
生き残ったキジとマガモの会話、という見立てはオモロイけど、ちょっとマワリクドい。寓意と諷刺が今イチ、ニブイのだよ、ワメに言わせれば。は。ま、今やサビレた製鉄所が並ぶオハイオ川周辺のローカル紙?としてはコンナトコロが限度かな、なんてサベツ的にワカッタよーなコト言っちゃって。は。