U-MAIL(ウンコ通信) 2004/07/24
えー、フランス人の「ハリーポッター」批判と、中国女子学生の「インタネット」体制批判事件、双方とも、キーワードのヒトツがオーウェルの「1984年」。「バトル・ロワイヤル」もそうだった。今や「1984年」は現代のバイブルやねん。書かれてから50年後にそのターゲットが「共産主義的全体主義」から「シホン主義的全体主義」に変わったのや。ポイント拾ってご紹介致す。
「ヘラ鳥ウォッチング」
「HARRY POTTER IS A CAPITALISTPIG」:07/24
「ハリー・ポッターはシホン主義の豚や!」 〜若い消費者をブタに仕込むテクダ〜
イリアス・ヨカリス
「《ハリー・ポッター》の大成功は、そのメッセージや、ハリーの学校の構造をめぐってフランスの文学研究者の間に活発な論争を引き起こした。この一文は、先月、日刊紙「ル・モンド」に掲載され、注目を集めた。これに反論して、ハリーはアンチ・グローバリストの十字軍戦士だ、などという意見まで出た」
ウワベだけ見れば、ハリー・ポッターの世界は、現実世界とは何のカンケイも無い、しかし実は、ハリーの幻想世界はシホン主義世界ソノモノなのだよ。
魔法使いの徒弟はツマリ消費者。国際的企業が製造する最新流行の「魔法の杖」など、イロイロなハイテク魔術の獲得をユメ見る消費者なのだよ。
《ホガート》は「学校」であるだけでなく、「市場」なのだ。宣伝にツラレて生徒たちは学校の傍のブティックで、大喜びでカネを使う。それは生徒同士のバーターなのだが。
作者は、魔術商品のヤリトリでリッチになった子供たちの、社会的成功の可能性を強調する。
ハリーの架空世界は「アングロサクソン社会モデル」の「行き過ぎ」のカリカチュア。学校は勝者を目指す競争者たちの、暴力やカルトまがいの情け容赦無い「森」なのやねん。
生徒たちの心理的状態は、権力的対立。トドノツマリは、「善」と「悪」との血まみれの対決、生き残り戦争や。
オーウェル式全体主義に似た、このシホン主義的全体主義は、実世界だけでなく、消費者のイメージの世界まで支配するのだよ。
ポッター・ファンへのメッセージ:
「キミはイロイロな架空世界をイメージ出来る。世界も学校もキミの望む通りに。だけどその世界もスベテ、シホン主義市場にシバラレているんだぜ」
★イリアス・ヨカリスは、ニースの師範教育大学のフランス文学教授。
ウム。フランスから見れば、これはアングロサクソンの強欲の果ての現象なのや。
先日の「バトル・ロワイヤル」同様、「ハリーポッター」も、ワメの傍を通り過ぎて行っただけのシロモノだから、コマカイことは分からぬ。だが、このテのヤブニラミ、ワメは大好きやねん。は。