U-MAIL(ウンコ通信) 2004/08/13
えー、クリストフ君の核談義。ちょいとムカシのウラバナシ入りの。
「ヘラ鳥ウォッチング」
「AN AMERICAN HIROSHIMA IS ALL TOO LIKELY」:08/12
「NYがヒロシマになる日」 黒猫ヤマト・クリストフ
(コロラド・アスペン発)
ヒロシマを破壊したのより、ヒトマワリ小型の10キロトン核爆弾が、NYタイムズ・スクエアで爆発したらどーなるか?
その火の玉は、シアター街、マジソン・スクエア・ガーデン、エンパイア・ステート・ビル、グランド・セントラル・ターミナル、カーネギー・ホール、そしてオレの事務所、ついでにオレも消滅させてしまうだろう。
もっと広範囲に及ぶかも。たとえば国連ビルまで、そして平日なら50万人が死ぬ。
そんなコトが起きるか?残念ながら起こり得る。多くの専門家が、どこかで起きると考えて居るのや。
超党派の「アスペン戦略集団」は、先週の年次例会で、核の危険に焦点を合わせた。
その共通認識:
核テロの危険は、一般に考えられているより増大しているが、アメリカ政府は、その危険を減らすために、ナニヒトツ手を打って居ない。
ハーヴァード大学教授、グラハム・アリソンの新著「核テロ」が前述したような例を提出して居るのや。
アリソンによれば、9・11のカッキリ1ケ月後、2001年10月11日に、小ブッシュに対して、CIA筋は、アルカイダが、10キロトンの核武器をNY市にヒソカに運び入れたと言う「ドラゴンファイア」の報告を届けて居る。
CIAはこのレポートを有り得ると。10キロトンの核爆弾を多数保持していたロシアから盗まれたものだと。
CIAは、アルカイダの「アメリカのヒロシマ」と言うコトバをキャッチして居たのだ。
小ブッシュは、核専門家を調査のためNYに派遣し、チェニーその他の高官を郊外に送り出したのや、万一、ワシントンがヤラレても、政府が存続出来るようにと。
しかし、パニックが起きぬように、ホワイトハウスは、この情報を誰にも伝えなかった。NY市長ジュリアーニにも。
「ドラゴンファイア」情報はガセだった。しかし、アルカイダが旧ソ連から、核兵器を手に入れたと言う情報もあり、これも確認されなかった。
気になる情報は他にもあった:
アルカイダは150万ドル分の、南アフリカ産ウラニュウムの購入をスーダンの元大臣に交渉したとか、中央アジアに度々使節を送って核物資を購入しようとしたとか、ビンラディンのNO2、ザワヒリが、「ワレワレはモスクワ、タシュケント、その他中央アジア諸国に使節を送って交渉し、スーツケース核爆弾を購入した」と自慢したとか。
で、アリソン君は賭けを申し込んで来た。賭け率は51対49。今後10年以内に世界のドコカでテロリストが核攻撃を実行すればアリソンの勝ち、ナニも無ければオレの勝ち。
アリソンが勝てばオレが5ドル10セント払う。オレが勝てばアリソンがオレに4ドル90セント払う。
オレが賭けに応じたのは、アリソンが考えるほどは、核アタックの確率は大きくない、とオレは思うからだ。大ザッパには、10年で20%位のリスクだと思うのだよ。
いずれにせよ、オレが負ければオレは消滅しているワケだから、カネは払えないのや。
アタマのイイ連中は、オレが割りの悪い賭けをしたと思うかも。元国防長官のウィリアム・ペリーは、この10年以内に核アタックのチャンスは5分5分だと。ということは、あと6年以内じゃんか。
「ワレワレは未曾有の破滅に向かっている」とペリーは警告するのやねん。「防止は可能だ。しかし政府は防止すべく、ナニもヤッテ居ない」と。
小ブッシュ政府は、9・11以降、軍事力一本槍やんけ。2003年11月に小ブッシュは言ったのや。「現代の最大の脅威は、テロリストが手にする核、化学、バイオ兵器と、それを支援する独裁者統治の国々だ」と。
しかしホワイトハウスは、イラクの大量殺戮兵器周辺の脅威に対処することを主張する一方で、核の拡散と言う中心的脅威はホトンド無視しておるのだよ。
結果として。核爆弾が、アメリカの都市を荒廃させるリスクは、冷戦の時期よりも大きくなりつつあるのやねん。
ウム。核攻撃が賭けの対象となる、ってことは、「核」が現実の脅威を秘めつつ、ニンゲンの「想像力」の外へ逃れつつあるってことやんけ。
自衛隊の派遣が、「ヒロシマ」、「ナガサキ」の風化を促進したことはタシカ。日本のヘイワの切り札であった「ヒロシマ」「ナガサキ」が、毎年のシキタリ踏襲によって「歳時記風感覚」の中に埋没しつつあることはイナメナイ。
どこかで、あの鏖殺の「生理的フラッシュバック」が演出されなければ、風化はトマラナイ。どこぞに、そんな演出家居てはるか?蜷川サンでもムリやろね。
「生理的フラッシュバック」ってナニ?
「追体験」なんてコトバは、考えてみればイイ加減なコトバや。コトバの次元を超えている地獄をコトバで伝えるのは、もはやサーカスちゃうか?
サーカスの主役はダレやねん?空中ブランコでもない、綱渡りでもない、クラウンでもない。
黙って受け身の役割コナシてる「象」やんけ。ギリギリの受け身に耐えきれなくなった象が突っ走って柱を折り、観客踏み潰す時、踏み潰されながら観客は、「パンとサーカス」のイミを悟るんちゃうか?パンとしての平和、サーカスとしての戦争。
ナンノコッチャ、「象」って誰や?ワカルようでワカラン。