U-MAIL(ウンコ通信) 2004/09/14
えー、スーダンの大虐殺、何遍も現地に赴いて、実情知るクリストフ君は黙って居られない。小ブッシュ、アナンに向かってハゲシク詰問。
「ヘラ鳥ウォッチング」
「WHY CAN'T WE STOP THE KILLING IN DARFUR?」:09/13
「9・11と同じ数のニンゲンが毎週死んでるスーダン大虐殺」
N・D・クリストフ
(紐育・発)
6月にスーダンのダルフールで、オレはこの世の地獄をイヤというほど見て来て、3回に亙って報告申し上げた。
だから9日、この殺戮を正式に「ジェノサイド」と宣言した小ブッシュに、拍手を送ったのだよ。
でも、9・11の追悼式典の時点で、スーダンの事も考えて欲しかったのや。ダルフールでは、毎週、9・11と同じ数のニンゲンが殺されて居るのやで。
「国境無き医師団」が居てはるキャンプにさえ、銃を持った《ジャンジャウィード》がやって来て、女をレイプし、薪集めに出た男を処刑する。で、今では、薪集めは小さな子供たちの仕事になって居るのや。レイプされたり、殺されたりする危険がヨリ少ナイので。
オレはどーにも合点行かぬのやねん。
小ブッシュ大統領閣下:
なぜ、スーダンの戦火を消そうとしないのや?スーダンに圧力かけるべく、同盟国と緊急に協議しないのや?スーダンの被害者をホワイトハウスに喚んでローズガーデン(ホワイトハウスの庭)から世界に向かって、この「ジェノサイド」を告発したらどーや?
フランス殿・ドイツ殿:
オレは君等のイラク戦争への反対は、ウレシイぜ。だけどアンチ・ブッシュだから、ダルフールの大虐殺を非難するアメリカ側に立たないってのはマズイよ。
イスラム殿:
君等がイスラエルのパレスチナ人殺戮に対して、目には目、歯には歯、ってのは全く正しいよ。でもスーダンの殺戮のことも考えて呉れよ。この8月、人権擁護グループによればイスラエルは42人のパレスチナ人を殺した、戦士も含めてだけど。同じ時期に、ダルフールでは10000人殺されて居るのや。そのほとんどはイスラム人やねん。イスラム救済団もよく活動してはるけど、ユダヤ教とキリスト教の人々のほうが、ずっと強力に救済活動してはるのやで。
国連御中:アナン殿:
国連の中でも、世界食糧支援企画局の連中は、犠牲者の生存のために献身的に働いて居る。でも、国連全体としては、スーダン大虐殺に手をコマネイて居るやんけ。
それは主に、理事諸国のセイだけど、そのセキニンのかなりの部分は、オレの尊敬するアナンさん、アンタのセイでっせ。
こんなこと言いたかないけど、このままでは、アナンさん、あなたが死んだ時、あなたへの弔辞は、こう始まることになるのや。「コフィ・アナン、その経歴において、ルワンダ・スーダンの大虐殺の阻止に失敗した議長、今日、ここに眠る」
この前、ダルフールに赴いた時に出会った犠牲者の一人、ハツム・アトラマン・バシールは妊娠していた。夫を殺した20人の《ジャンジャウィード》に集団レイプされてだ。
2、3日前、その後の彼女の面倒を見ている国際救済委員会からe−mailが入った。子供は生まれたが、栄養失調で授乳が出来ない、と。
バシルとその赤ん坊のイノチ、同じ運命の100万人ののイノチは、危機に瀕して居る。オレたちが、大虐殺に対してアタフタするばかりで、ナニも出来ないで居るからや。
ウム。レイプで妊娠したバシールの話は、04/06/24付けの「ヘラ鳥」でご紹介した。「この子を殺すことは出来ないわ。この子には何の罪も無いんだもん。あんな父親を持ったこと以外には」とバシールは決心していたのだよ。ニホンからはヤタラ遠いハナシやねん。