U-MAIL(ウンコ通信) 2004/10/13-2 


えー、ダルフールの内戦で儲けているヤツが居る、と言う見出し見て、ワメは最初、悪徳武器商人のハナシかと勘違いしたのだよ。「アミュレット」なる単語知らなんだためや。


「DARFUR WARRAISES PROFIT FOR MAKERS OF AMULETS」:10/06

「テキもミカタも《お守り》大事:ダルフール事情」 ソミニ・セングプタ

(スーダン・西ダルフールの砂漠・発)

どんな戦争にも、それで儲けるヤツが居てはる。ダルフールだって例外ではないのや。

アフリカ最大の国スーダンで、アラブ系政府と、アフリカ系ダルフールの部族の間に燃え盛っている醜い戦争が、「ハイジャブ」なる皮製小袋のお守りを人気商品に仕立てて居るのや。政府軍の兵士も買う。反乱軍兵士も買う。

「ハイジャブ」のルーツは西アフリカ・イスラム。その信仰スタイルは、イスラムの厳格な教義とは一線を劃して、アフリカの精霊世界にツナガって居るのやねん。

中東の一部では、「ハイジャブ」は、コーランで禁止されている迷信である、と非難されて居る。

「ハイジャブ」は、飾り彫りされた羊皮、牛皮の小袋で、中にコーランの一節が入って居るのや。

メーカーは、外部のニンゲンには、その一節を教えたがらない。各々別の一節が入っているらしい。それぞれが、砂漠でのイロイロなお守りなのだよ。例えばサソリ除け、とかコドモの悪霊除け、とか。

それが今や、新しい効能として、ナイフ傷除け、弾丸除け、或いは、スーダン政府軍が、村民襲撃に使用するアントノフ爆弾除け、とか。

ロケット付きの手榴弾に対しては、弾丸除け「ハイジャブ」でOKとか。

反乱軍が制圧しているダルフールのシゲカロと言う村で、一人の男が、外人訪問者と見てサソリ除けの「ハイジャブ」のキキメをデモンストレーションするために寄って来た。

タバコの箱からペット・サソリを取り出し、ソっと右掌で掴んで見せる。このお守りは、4年間、彼をサソリから守って呉れた、と言うのだ。

反乱軍の中にも、まるで切手のように、「ハイジャブ」を蒐集しているヤツが居た。それを腕、腰、首などにヒモで巻き付けているのや。そのあるものは、財布ぐらいデカイ。

イスラムの1日5回の拝礼時間をウッカリ忘れても、「ハイジャブ」だけは身から離さないのだ。

値段はマチマチ。50セントから50ドルまで。いちばん高価いのは、「証明書」付きのもの。例えば、弾丸除けなら、撃たれた山羊の首に巻き付けられていたもの。


ウム。「アラブ」・「アフリカ」を問わずツラヌク一本の原始的信仰。西アフリカの習俗とイスラムとの混淆ブンカ。

でも、それが異種族融和の役には立たないのや。ヤレヤレ。


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