U-MAIL(ウンコ通信) 2005/01/11 


えー、年を越してしもうたが、現代日本ブンカめぐるナンヤカヤの報告、遅れ馳せにて。


「ワメ的大書評」

「長屋迷路」 PHOTOGRAPHS・中里和人 TEXT・中野純

2004年11月11日・PIEBOOKS刊 定価2、580円+税

えー、ギッチョの子供を、ムリに右利きに矯正しようとすると、吃音症になると言う。

この「長屋迷路」なる一書、PHOTOで デジャヴュ胎内に誘い込まれた読者は、逆ヴェクトルのTEXTにアクセス拒絶され、これぞ典型的ダブルバインド、精神に変調を来すのや。

ナツカシサとワズラワシサが等分に仕掛けられたと言うか、ニンゲンの目ン玉の生理不順な限界を、トコトン思い知らされる、危険な1冊。

ま、その危険承知の上で、購入されれば、スナワチ冒険、アナタのアパシー解消に役立つことだけは保証申し上げる。

ナンノコトヤラ?と怪訝なアナタに、ヒント1ツ。

「たじ生が化傾右、に時るすにテタをノモの横」のやねん。

つまりこれが「スト−エの代現」なのや。呵呵。

てなことなれど、少しくマジメにTEXTライターの心根を忖度すれば、江戸、東京と、天災人災戦災で、焼け続けた場所に住み続けた人たちの「どうせいつかは」と言う諸行無常感覚が、下町の「とりあえず美学」を形成した、と。

ワメ風にフォローすれば、「とりあえず」と「とりあえず」の間に「束の間」の花々を愛でる暮らしが、トドノツマリは、芳醇無比な胎内マンダラ世界を醸成し、それが、外部からは「迷路」に見える、と言うことやんけ。「外部」しかない千代田区などからは、想像もつくめェ。モシカシテ、「カミは細部に宿り給う」とはこのことなんちゃうか?


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