U-MAIL(ウンコ通信) 2005/02/18
えー、地球温暖化を防ぐ京都議定書が発効した。アメリカは批准拒否だが、排出量の相互ヤリクリ「EMISSIONS TRADING」など、具体的なナンヤカヤも書き込まれ、先ずはメデタイ。
で、この関連で、今話題を集めている「風力発電」についてのナンヤカヤがコラムに載った。ドン・キホーテに引っ掛けたタイトルだが、一応カイツマンでご紹介致す。
「ヘラ鳥ウォッチング」
「THE DANGER OF TILTING AT WINDMILLS」:02/17
「風車に槍を向けたって、危なくなるのはテメエだべさ」 ビル・マッキベン
(紐育・ジョンズバーグ発)
アメリカの環境主義者たちにとっては、風力発電について知るチャンスだよ、これは。
今週、アディロンダック・パークに初の巨大風力発電装置を設置する計画が発表された。この小さな町の古いザクロ石鉱山の上に10本のタービン塔が生えるのや。近くのゴア山のスキー場からよく見える。「シャム池荒野」からも。此処はニューヨーク近くの「秘境」の中でも一番淋しく美しい場所。風力発電が論争になるなんて思いもよらなかった場所だ。
ワタシはこの辺りをよく知って居る。野生的な場所で、熊やコヨーテも住んでる。黄色いカンバが茂り、アビ一杯の湖。ここからワタシのアウトドア生活好きが始まったのや。
だからこそ、ワタシは、このスカイラインの上に、出来るだけ早く、風力発電塔が立って欲しいのだよ。
地球は今、さまざまな環境モンダイに直面している。でもなんと言っても地球温暖化が一番のモンダイや。最近の情報では、気候変化は思ったより深刻だ。温暖化のスピードを、少しでも遅らせるために、出来ることは何でもやらなければ。
風力発電はそのキメ手のひとつ。世界中で、今、一番発展しつつある発電方法。太陽発電とは違って、火力発電とコスト的に競合出来るところまで来て居る。オランダでは、電力の1/4が風力発電。ドイツ、スペイン、英国でも急速な発展を見せて居るのや。
しかし、米国では、風力発電の成長は遅々として居る。その理由のヒトツは、小ブッシュ政府の地球温暖化へのスタンス。もうヒトツが、環境主義者、特に人口密集の東部が、風力発電を受け入れないことやねん。
風力発電に関しては、2ツのグループがハゲシク対立してるのや。
一方には、たとえば「グリーンピース」のような環境主義団体がある。彼らは風力発電を支援する。地球温暖化の危険は、地域のエゴより優先されるべきと。
他方、風力発電予定地の周辺住民は、自然保護グループと共に、あんな「自由の女神」みたいな風車は、地域の風景を破壊すると。
たしかに、無くて済むなら、無い方がイイ、とワタシも思う。
しかし、今の今、選択肢は2ツ、火力発電か、それとも風力発電のような資源的にも永続性のある発電に移行すべきか、ということやねん。
目下、米国には100箇所を超える石炭火力発電所建設計画がある。これが完成すれば、米国はさらに多量の炭素を周りに吐き出すことになるのや。
これは単に、海洋の水位を上昇させて南方の島の住民を危険に陥れるだけではない。アメリカ東部の住民にも影響するのやねん。この地方の秋を見事に彩るカンバや、ブナや、楓なども生き延びることが出来なくなるのだよ。コンピューターで試算したところでは、このまま行けば、21世紀末には、ワレワレの知っている「冬」は消え去り、長くて冷たいヌカルミの季節だけが残るという。
だから、環境主義者連はここで、チョイと引き下がって、自然価値を守るためにはシカタナイ、と言うべきだ。この地域の売り物である青空をかき回すプロペラを、「風を見えるものにしてくれる翼」と考え、未来への希望のシルシと思えばイイじゃんか。
ウム。風力発電用「自由の女神」は、日本各地にも立ち始めて居る。傍に行くとタシカにデカイ。しかし、ワメの目ン玉には、風景を破壊する異物とは見えぬ。プロペラを見るとガキの頃によく作った、ゴム紐動力の模型飛行機をナツカシク思い出すのやねん。
今や、アメリカは世界の困り者だが、このコラムのタイトルは、新十字軍の槍振り回す、ド近眼・小ブッシュのアホさと危険を、ドンキホーテにナゾラエて居るのかね?は。