U-MAIL(ウンコ通信) 2005/04/18-4
えー、クリストフ君が怒って居る。自ら危険なスーダンのダルフールに3回も出掛けて、ご注進に及んだのに、アメリカ政府は結果的にナーンニモせなんだ。で、今回は「歴史的」に怒ったのや。現地ではなくNYで怒っておるのや。
「ヘラ鳥ウォッチング」
「SO WE TURN A BLIND EYETO GENOCIDE,AGAIN」:04/18
「マタマタ、アメリカは《鏖殺》から目ン玉逸らすのかよ」 ニコラス・D・クリストフ
(紐育・発)
1915年、トルコのアルメニア人鏖殺に際し、アメリカ大使は、イスタンブールから怒りの電信を送った。しかし、当時の大統領ウィルソンは、肩をスクメただけ。アメリカは第1次世界大戦の外に立ちたかったのや。
30年後、1943年、アメリカ政府は、ナチのユダヤ鏖殺の本拠、アウシュヴィッツ爆撃案を採択しなかった。他の戦線で手一杯で、ヒコーキが足りない、との理由で。
1970年、カンボジアでの鏖殺も、クメール・ルージュの背後の中国への配慮から、止めに入ろうとしなかったのや。ボスニア、ルワンダも同じ態度。
サマンサ・パワーは、その著「地獄からの難問:米国と鏖殺時代」で、これを、繰り返されるアメリカのパターンと指摘。アメリカは「他にもっと重要なことがある」と称して、常に、遠い場所の鏖殺を無視しつづけた、と。
今、小ブッシュが、その歴史の上に、同じパターンを繰り返そうとして居るのや。
先週も、350人の兵士がヒトツの村を襲い、殺して焼いて破壊し尽くしたばかりだ。これを国連はただ「蛮行」と呼ぶが。「ジンジャーウィード」と呼ばれる兵士により、既に30万人のアフリカ系黒人が殺され、なお毎月1万人づつ殺されておるのやで。
小ブッシュは鏖殺には不感症らしい。一方で、「人道的支援」にはケッコーなカネを出しているのに、スーダンに対しては、直接対応を拒み、これをモンダイとして世界に提出する姿勢も見せない。
オドロイター通信によると、小ブッシュは最近のヨーロッパ訪問で、シラク、ブレア、プーチン、NATOリーダーたちと会いながら、ダルフールのダの字も出さなかった、と。
完全解決はムズカシくても、アメリカに出来ることはあるだろうが。飛行禁止区域の設定とか、物資輸送援助とか、エジプトと協議するとか、ライス女史を現地へ送り込んで強硬な姿勢演出するとか。
歴史の教訓としては、必要なのは相手のモラルを問うこと。しかし、スーダン政府は国際関心が自分の方に向くと、レイプやコロシを控えるのや。
小ブッシュは、超党派で提出されたスーダンへの圧力行使を採ろうとしない。鏖殺に対して「中立」守ろうってか?小ブッシュよりも、音楽ヴィディオネットであるMTVの方がこの鏖殺モンダイに対して、ズっと大きな声を上げておるではないか。
小ブッシュがダマっているから、他の国も動かないのやねん。英国は別にして、欧州も目ン玉ツブッテ居るのや。
救済団体「イスラム救済団」が、ダルフールで実効的なシゴトしているのに、世界のイスラムはダルフールでの、イスラム犠牲者に手を差し伸べないことを恥じるべきでは?
そして中国。70年もムカシの日本軍の蛮行をワメキ立てる一方で、2005年になって、スーダンの鏖殺を認めて居る。
オイラは3回もダルフールに行ったのや。虐げられた村人たちがオイラに示す親身なココロ遣い。安全な場所に誘導したり、貴重な水を呉れたり。彼らは犠牲者でありながら、「人道」を見事に守って居るのや。なに不自由ないワレワレの国アメリカが、その大統領が、彼らのイノチを救うと言う最小の「人道」さえ示せないことに、オイラは暗然忸怩たるキモチやねん。
さよ、クリストフ君の、この告発を、ワメは何遍読んだことか。前に何回かご紹介した。
アメリカの、小ブッシュの、この「知らんぷり」のモトに有るのはナニか?スーダン政府へ武器売り込んでいる連中へのオモンバカリか?それとも。アフリカの絶対人口が減ることをヒソカに願って居るのか?エイズに対する態度からも、それが感じられるのや。