U-MAIL(ウンコ通信) 2005/05/12 


えー、正義ノ味方、クリストフ君が、シツコク、新法皇に説教垂れとる。


「THE POPEAND AIDS」:05/09

「ヴァチカンの中にコンドーム工場作れ」 ニコラス・D・クリストフ

(サンパウロ・発)

願わくば、法皇ベネディクト16世が、早いとこ気付かれますように。カソリック教会の最悪のセクス・スキャンダルは、牧師の少年凌辱などではなく、ヴァチカンのコンドームへの敵意であることを。そのオカゲで、毎日、エイズ孤児がゴマンと作り出され居るのやで。

後進国世界で、カソリック教会ほど、高貴な奉仕を続けている存在は無い。ラテン・アメリカやアフリカの僻地で、牧師も尼さんも、病人を治療し、飢餓民に食物与えて回って居る。ホンマ、「カソリック救済奉仕団」は、恵み心の手本やで。

ところが、その一方で、ヴァチカンのコンドーム禁圧で何百万のイノチがエイズで失われて居るのやで。今世紀末になって、歴史学者が回顧する時、カソリック教会は共産主義と闘い、世界の貧民を救済したと評価するに違いない。しかし反コンドーム・キャンペインは、この2000年間で最悪のミステークだったと指弾するのもタシカやねん。

「カソリック教会は世界中でエイズの蔓延を助長している」ブラジルで《エイズ報道局》の編集長務めるカソリック教徒のロゼリー・ターデリは言う。「これはマチガッテる。神はオヨロコビにならないわ」

今、世界で2000万人のニンゲンが、エイズで死んで居る。ホロコーストの比じゃないのだよ。だから教会内部でも、コンドームに対する姿勢を考え直すべきでは、との声が高まりつつあるのや。

「ワタシが法皇なら、ヴァチカンのド真ん中にコンドーム製造工場つくるよ」ブラジルのとある牧師は言った。「食物やクスリを与えておいて、そのヒトたちをエイズで殺すってのはどー言うこと?」この牧師の事務所のガラス戸の奥には、小さな箱入りのコンドームが置かれ、横のサインボードには「緊急時にはガラス破れ!」と。

サンパウロのカソリック教会が経営するエイズ孤児院のコーディネーター、ロザーナ・ソアレス・リベイロは、教会の規則に従うよりイノチ救う方がダイジだと。ロザーナは、HIV陽性のティーンエージャーに、セクスする時はコンドーム使いなさいと教えて居る。「アタシはイノチを神に捧げてる。そして、神は、誰かがヴィールスに侵されるなんてこと、お許しにならないの。だからアタシが教会の規則を破ることを許して下さるの」と。

エイズ制圧に成功している国々、タイ、ブラジル、ウガンダ、カンボジアでは、伝染防止の多くの部分を、コンドームに頼って居るのだ。

さよ、ヴァチカンは、エイズ戦争を邪魔して居るのだよ、2ツのことで。

第1に、カソリックのクリニック、慈善協会、そして教会は、コンドーム配布と使用を妨害して居るのや。

第2に、コンドームはHIVを予防出来ないとオオッピラに宣伝してるのや。

エル・サルヴァドルでは、法律で、コンドームの箱に「エイズの予防には役立ちません」とラベルを貼ることが義務付けられて居るのや。だからサルヴァドルの恋人たちは、4%しかコンドームを使わず、トドノツマリは葬式が増えるってワケだ。

幸いなことに、ヴァチカンの信条はアチコチで破られて居る。ガテマラでは、売春婦たちにコンドーム使用を助言しているマリークノール姉妹に出会った。エル・サルヴァドルでは患者に、コンドームはエイズを防止すると教えているカソリック診療所の医者に出会った。ジンバブエでは、コンドームを配布しているカソリック慈善会を訪問した。後に、僧正に見つかって配布止められてしまったが。

「イエスならどーしたと思いますか?」サンパウロの神学生フランシスコは言った。「生命救うためならと、コンドーム使用を奨められたに違いありません」

ヴァチカンだってウスウス気が付いて居るのや。ヴァチカンの厚生担当ヴァラガン僧正は昨年、夫がHIV感染者で妻が非感染者の場合は、コンドームは許されるべきかも、と。

僧正たちは、サンパウロの17才のカソリック信者サントスに会ってみるとイイ。HIV感染者である彼女は毎日曜ミサに通い、誰か愛する相手と結婚したいと思っている。しかし僧正たちに裏切られたと感じているのや。「もっと分かってくれなきゃ。アタシみたいな、10代で感染した者のことなんて、考えてもくれない。ホンマ腹立つわよ」

もし、ベネディクト16世が、ホントにニンゲンの苦しみを和らげたいのなら、方法はカンタンだ。避妊はともかく、エイズ防止にコンドームを奨めればイイ。伝統に盲従するかイノチ救うか、その選択だ。勇気ある決断下されることをイノルぜ。


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