U-MAIL(ウンコ通信) 2005/05/20 


「ヘラ鳥ウォッチング」

「EAST ASIA'S GIANTS SLIP OUT OF CONTROL」:05/20

「中国・日本、ニラミアイの裏側」

イアン・ブレマー (ユーラシア・グループ主宰・世界政策研究所メンバー)

(紐育・発)

中国と日本の裂目が、日本の戦争時の反省不足によるとか、中国の反日教育の結果だとか言うのは、表面的摩擦、モンダイのポイントではない。

モンダイはアジアでの勢力秩序再編成なのだよ。中国の経済的、政治的、軍事的膨張と、日本のそれに対する反応がマサツを起こしているのや。

しかし、そのテンションは、それぞれの国内事情から来て居るのやねん。ドッチの政府も国民の不満を和らげる能力と気力を欠いて居るのや。

先ず、中国は、地方の官僚のコントロールが出来て居らぬ。昨年だけで、中国ではデモ騒動が47000件起きて居る。北京や上海の外でだ。それは中央に向けてのものでは無くて、地方の行政長に向けてのデモ。

だから地方の官僚たちは、反日ムードに乗っかって、そのデモ・パワーを、東京にアースさせたいワケだよ。そして、中央政府の経済過熱を引き締める政策は、ダボダボの投資勧誘してウマイ汁吸って居る地方官僚にはケムタイのや。そこで、地方官僚どもは、お互いに、日本相手の愛国心競争をやってるワケやねん。

日本にも反中国感情を煽る国内要因があるのやで。ポスト・コイズミ狙う自民党の、アベ・シンゾー一派は、シャシャリ出て来た民主党を押さえ込むには、経済政策でスッタモンダするより、中国を悪者にして日本の愛国心煽る方が、効果的だと気付いたのや。

オワカリか?中国バッシングは、日本国内政治の勝利の方程式なんよ。だから、台湾の安全に口を出し、北京と海域問題で張り合い、北朝鮮の怪しげな核プログラムに関してアメリカとピッタンコの姿勢を見せるわけや。

さよ、お互い、折角好調の貿易、投資カンケイに影響させたくないのが本心や。けど、この突っ張り合いは、調停する第三者機関が無いと、ドニモナラン。このパターンのイイ先例は、国際機関が無かった100年ムカシのヨーロッパの歴史にある。中国と日本は、それぞれの食違いをマトメにゃならんのだよ、「メッテルニッヒ」無しで。


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