U-MAIL(ウンコ通信) 2005/06/20 


えー、またまたクリストフ君の報告。エチオピアのアジス・アババから。アフリカの若い女性を襲うオソロシイ病気「瘻管病」(FISTULAS)に関して。実はこのハナシ、2年前の「ヘラ鳥」で一度ご紹介して居る。ご参照下され。 2003/06/15-2 《女性の苦難を救うエチオピアの聖女》


「ヘラ鳥ウォッチング」

「AFRICA'SILLITERATESURGEON」:06/14

「アフリカの無学歴外科医」 ニコラス・D・クリストフ

(エチオピア・アジスアババ発)

40年前、マミツ・ガシェを襲った運命は悲惨なものだった。エチオピアの片田舎、道もなければ医者も居ない村。15才で結婚したマミツは妊娠し、3日間の陣痛の後、意識を失い死産した。「気がつくと、ベッドはビショビショだった」2、3日で治ると思ったがとんでもなかった。

典型的な「瘻管病」だった。栄養が悪く、骨盤が未発達の十代の少女の初産にしばしば起こるのだ。膣から糞尿が垂れ流しになる。悪臭を放つ。夫から見離され、小屋に独り隔離されるのや。

いや、アメリカでも19世紀には、見掛けられた病気なのだよ。しかし医療の進歩で、現在の西欧では殆ど知られていない。しかし発展途上国、特にアフリカでは、少なくとも200万人の少女が、この病気に苦しんでいる。

これは国際的なモンダイやんけ。300ドルの手術を受ければ治るのや。母体の健康が全く無視されて居る。若くて、貧乏で、田舎暮らしで、エンガチョされている患者には訴えるスベが無いのや。マサに現代のハンセン氏病だ。

42年前、マミツは幸運にも、無料の治療を行なっている病院へ運ばれ、手術を受ける事が出来た。その病院はオーストラリアから、この地にやってきた、レジナルド&キャサリン、ハムリンという聖人的夫婦の開いた病院だったのや。

レジナルドは既に他界したが、キャサリンは現代のマザー・テレサとして、何回もノーベル賞候補になって居る。

手術後、マミツは、この病院で働けることになった、手術の助手として。さらに何年か後には、自分で手術ができるようになった。そして何十年、マミツは、世界でも有数の手ダレ瘻管病外科医になったのやねん。今、世界の産婦人科医は、瘻管病治療のトレーニングのために、此処、アジスアババにやって来る。その一番のセンセイがマミツなのだよ。小学校にも行けなかった無学な農婦がなんと。で、彼女数年前、思い立って、夜学に通い始めた。今3年生。

この「瘻管病院」は「水タマリの町」と綽名されて居る。つまり、患者がタレ流しつつ、歩き回るからや。しかし、ここはヨロコビとキボーでイッパイなのや。

さて、小ブッシュは、発展途上国(モッテマワッタ言イ方ダ、日本語デハ後進国デイインチャウカ?)、特にアフリカへの援助を増額して来た。しかるに。数日前、小ブッシュは英国のブレアのアフリカへの援助額の大幅拡大提案を蹴ッタのや。(チナミニ、ホイホイとブレアに賛同したコイズミは、小ブッシュから白い目で見られて居るやんけ)

これはマミツたちの活動に大きな影響がある。

小ブッシュサンよ、想像してご覧な。何千の村ハズレの小屋の中に隔離され、糞尿タレ流しで生きている少女たちの苦しみを。

かつて、オーストラリアの聖人夫婦が、マミツに夜明けを与えた。マミツは犠牲者から希望の星に変わったのや。この星が、さらに大きくなりますように。

(さよ、小ブッシュさんよ、マジに考えてや)


ウム。日本の厚生省、医師会の権威からは、ソーゾーもつかぬコトやんけ。学歴もナンも無いシロートが、手術をやってのけるのや。でも、それで多くの患者が救われる。

さよ、患者をモルモットに、研究論文ばかり書いて「教授」のハク付けた外科医より、肩書き無くても、現場経験積んだ助教授、講師クラスの外科医の方がウデがイイ、とはよく聞くハナシ。患者は「ビョーキ」ではなく自分の「カラダ」を診て貰いたいのだよ。

昨日の、JYO主催《鎌倉トークシアター》「セカンド・オピニオン」でも、そうしたダメ医者の網をいかにクグリ抜けて長生きするか、でモリ上がったのや。


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