U-MAIL(ウンコ通信) 2005/06/22 


えー、2日続きのクリストフ君のコラム。「輪姦刑」と言うパキスタンのオドロクベキ慣習法と、それをインペイしようとする、ムシャラフ大統領。パキスタン首相が来月、小ブッシュを訪問する、その時点に当てて、このモンダイを持ち出すクリストフの企みをご紹介致す。このテの記事は、ニホンの新聞紙には、先ず載らないのだよ。


「ヘラ鳥ウオッチング」

「PAKISTAN'S VICTIMS」:06/22

「ムシャラフ政府の小ブッシュ訪問に際し」 〜F−16よりも野蛮な「イスラム刑法」の廃止が先決モンダイ〜

ニコラス・D・クリストフ

(NY・発)

来月、パキスタンの首相が小ブッシュ大統領を訪問の予定。そこで、小ブッシュは多分、ムシャラフ大統領への賛辞を繰り返すだろう。「パキスタン国民の保護にツトメるリーダー」として。その後、核兵器を搭載出来るF−16戦闘機をパキスタンに売り込むハナシに移るはずだ。

ならばチョイと提案するが:ホワイトハウスとしては、先ず、パキスタン首相に、レイプ事件の被害者、そして今や人権擁護活動家であるムカタラン・ビビに彼女のパスポートを返還するようにとサリゲなく言ってみたらどうや?彼女がアメリカ訪問出来るように。

なんぼ小ブッシュがホメ上げても、ムシャラフの関心はパキスタン国民よりもF−16戦闘機にあることはアキラカ。今やムシャラフはツケを払わせられて居るのや。先日のオーストラリア訪問で、ムシャラフは、ナゼ、レイプ被害者を迫害したのかと質問責めに遭いインタヴューをドタキャンせざるを得なかったのや。

パキスタンの新聞も、パキスタンのイメージを傷つけたと、ムシャラフを非難した。ブロッグ周辺でも、ムカタラン・ビビのハナシで持ちきり、22、23日にはNYとワシントンで、抗議集会が計画されて居るのや。

しかし、ムカタランの事件は氷山の一角。ムシャラフ政府は、ゴマンとある女性人権侵害をまるで無視して居る。

例えば、今年初め、シャジア・カリッドという女医が、国営の天然ガス工場構内で輪姦された。なんと当局は彼女を治療するするどころか、クスリで3日間意識を失わせ、その後精神病院に送り込んだのや。彼女がレイプを公表しようとすると、カラチの自宅に軟禁。さらに警察は、彼女が当時現金を所持していたことから、街で売春していたに違いないと主張。シャジアの夫は彼女の肩を持ったが、昔気質の祖父は、家系に泥を塗ったからには「名誉殺人」で殺されるベきだと。

統計的に、パキスタンでは、2時間に1人の女性がレイプされ、1日に2人が「名誉殺人」つまり家族の名誉のためにコロサレて居る。(ホンマカイナ)

ムカタラン・ビビやシャジア・カリッドのケースは、国際的な注目を集め支援を受けているが、パキスタンのレイプ犠牲者の殆どは自殺して居るのだよ。

これも今年初めの例。ある男が自分の2才の姪を、40才の男と結婚させようとして、これは村の長老会議で罰せられて居る。

これも今年の例。11才で結婚させられた少女が、夫の家族から、働きが悪いと暴行を受け、辛うじて助けられて居る。

ソレモコレモ、パキスタンには「フドゥード」と呼ばれる「イスラム刑法」があるからだよ。何千人の女性が、「レイプされた」罪で刑務所に送られて居るのや。「4人の男性目撃者」が証言しない限り、レイプとは認められず「姦通」としてムチ打ち刑を課せられるのだよ。

先月、中産階級の女性グループが、男女同権を求めてラホーレでデモ行動した。警察が棍棒で殴りつけ、投獄した。警察は特に、国連の特別連絡員でパキスタンの人権委員会の会長であるアスマ・ジャハンジル女史をターゲットにしたのや。

ジャハンジルによれば、彼女に対する警察への指令は、ムシャラフに近い情報機関から発せられており、それは「ヤキ入レタレ。公衆の面前で裸に剥イタレ」と言うものだった。実際に警察は彼女のシャツを引き裂き、ズボンを脱がそうとした。

これが、パキスタンの弁護士の中でも有名なジャハンジルに対する、ムシャラフ政府の仕打ちなのだから、ビビのような農民女性が不正に立ち向えばどうなるか、想像してみて欲しい。

一般パキスタン人としては、こうした事件がパキスタンの野蛮性として、海外新聞の第1面を飾ることにヘキエキしておる。さよ、われわれアメリカ人だって、ガンタナモやアブグレイブでの野蛮性にヘキエキして居るのだよ。

でもホントは、こうした野蛮性をインペイするよりアバク方が、政策としては有効だ。ビビのような女性は、そうした国の誇りと考えるべきや。

だから、小ブッシュは、パキスタン首相とF−16の商談などどーでもヨロシ、こうした野蛮な「イスラム刑法」廃止を進言すべきやねん。小ブッシュは、ビビも執務室に招き入れて、パキスタンの真の英雄として称賛し、一般パキスタン人の目標であるフツーの正義にスポットライトを浴びせるべきやんけ。戦闘機などどーでもヨロシ。


ウム。ホトンド信じ難いハナシやねん。カンボジアの少女売春レポート、スーダンのアフリカ系住民虐殺レポート、そしてパキスタンのレイプ・レポート。まことにクリストフ君は「人権広告代理店」やんけ。脱帽。


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