U-MAIL(ウンコ通信) 2005/06/30 


えー、クリストフ君が、NYに戻って、現地報告ナシのロンリ的コラム書いて居る。コトバがわかりやすいのがヨロシイ。クリストフ・オッカケとして一応ご紹介致す。


「ヘラ鳥ウォッチング」

「PLAYING INTO CHINA'S HANDS」:06/28

「マンマと中国の思うツボ:アメリカのシッチャカメッチャカ財政のツケはオソロシ」

ニコラス・D・クリストフ

(NY・発)

アメリカ最大のキケンは、アルカイダやイラク戦争ではない。

キケンは、政府のアホな財政と、中国への債務。

特に、昨年度の財政は歴史的シッチャカメッチャカ。財政赤字とは別に、議会は、財源のアテの無い処方薬剤保険(PRESCRIPTION DRUG BENEFIT)法案を議決した。8兆ドルだぜ。

「アメリカの将来最大のキケンは財政のムセキニンや」と指摘した政府お目付け役、会計検査官デヴィッド・ウォーカーは、小ブッシュ叩き屋ではない。保守的民主派としてスタートしたこの男は、穏健共和派へと変わり、1997年以降は中立の立場。

その彼が今、なりふり構わず、アメリカ財政の危機を叫んで居るのや。

オレはウォーカーに訊いた。ポール・ヴォッカーの、「5年以内にアメリカが財政破綻に陥る」と言う警告について、どう思うかと。「今、マジに対処せねばよ。破綻が来るかどうか、ではなく、何時、どんなにヒドイ破綻が来るか、というモンダイやんけ」と。

ノーベル受賞経済学者ジョセフ・スティグリッツも言ってはる。「非常にアブナイ」と。
もうひとつのモンダイは、アメリカの新たな債権の3/4が、外国の手の中にあること。中でも、中国が最大の債権所有国。それが中国の武器となり、アメリカの国家安全を脅かして居るのや。
財政に関しては、両党とも恥知らずや。今、大困惑している共和党は伝統的には、慎重派だった筈。民主党の方が、大きな政府派だった筈やんけ。

今、小ブッシュ政府は、アメリカの財政を、飲んだくれの船乗りみたいに扱って居る。
なのに、大方の共和党員はダンマリキメ込んで居るやんけ。これは「保守」主義の裏切りや。

批評家連中は、小ブッシュがイラク戦争の口実としてニセ情報デッチ上げたことを叩く。しかし小ブッシュは、減税も、同様のニセ情報に基づいて、行なっておるのだよ。

2001年の小ブッシュのコトバを、ホワイトハウスのネットで見てご覧な。

「オレッチが大統領になった時、累積債務は5.7兆ドルあったんよ。これから10年で5兆6千万ドルの黒字にして、これを返済する。だからオレッチに協力して呉れや」

しかし今、2010年までに、債務は10.8兆ドルになると予想されて居るのやねん。
読者はオレが財政赤字についてブツクサ言ってるのに驚くかもね。オレは普段、海外アチコチ走り回って、例えばダルフールなど、無視されている危機に注目を集めるのがシゴトやからな。でもこの2ツの危機は、共通の糸でツナガッテ居るのやねん。およそセクシーなハナシじゃないし、テレビ向きじゃない。大方のアメリカ国民の関心の外やねん。でもモラル的にも実際的にも早急な行動を必要として居るのや。

アメリカの財政シッチャカメッチャカは、ダルフールの悲劇より訴え難いのだよ。アホ財政の被害者であるアメリカ国民は、子供を殺されて嘆き悲しむダルフールの寡婦と違って、被害者としての実感が無いのだよ。

なら、アンタのお子サン、お孫サンの顔を思い浮かべてご覧な。その未来がどーなるか?
カネモチに手厚い小ブッシュは、遺産税を「死亡税」と非難する。ザケンジャネェ、小ブッシュの浪費放漫財政のオカゲで、この国の赤ん坊はみんな、ハナから15万ドルづつの「生誕税」背負って生まれて来るのやで。

ヨロシイカ、アメリカの赤ん坊は全員、小ブッシュ政府のアホ財政のオカゲで、中国や日本の赤ん坊への借金分まで背負わされて生まれて来るのやど。大声で泣くのもアッタリマエやんけ。


ウム。説得力有りまんなァ。


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