U-MAIL(ウンコ通信) 2005/08/01
えー、またまたクリストフ君が、パキスタンの「レイプ・テロ」についてレポート。
「ヘラ鳥ウォッチング」
「IN PAKISTAN,ANOTHER FACE OF TERROR」:08/01
「テロは、ハイジャックや自爆だけじゃないパキスタンはレイプ・テロの本場」
ニコラス・D・クリストフ
(紐育・発)
ムシャラフ大統領は、対テロ戦争で、アメリカの重要な同盟国の筈。だが、テロはハイジャックや自爆だけじゃない。いろんな顔のテロがあるのだよ。
「ムシャラフ政府の小ブッシュ訪問」(ヘラ鳥・2005/06/22)でちょっと触れたが、シャジア・カリッドという女医が、国営の石油工場内でレイプされたハナシの詳細が分かって来た。彼女が重い口を開いたのや。喋ることが、彼女自身とその愛する夫にとって危険にツナガルにも拘らずだ。そのハナシは、ムシャラフの二枚舌を証明するもの。
32才の女医、カリッドは、2年前、未開なバルキスタン地方に在るパキスタン国営石油工場に職を得た。(夫も就職出来ると言う条件だったが、実行されなかった)家族は治安を心配したが、住居は警備されて居り、現地では女医が必要とされていたのだ。
ところが今年1月のとある真夜中、就眠中に侵入した男に殴られ、「騒ぐと灯油を掛けて焼きコロスぞ」と脅かされ何回もレイプされたのや。
翌朝、工場のエライさんが駆け付け、オドロクベキ対応をした。
「誰にも言うな。もし喋れば逮捕されるぞ」と。絶体絶命の危機だった。パキスタンのイスラム刑法「フドゥード」によれば、レイプされた女性は、婚姻外のセクス、姦通罪を犯したとして逮捕されるのや。4人以上の男性目撃証人を見付けない限り。
カリッドは、告発するために、家族に連絡取ろうとした。すると役人たちは彼女をクスリで昏睡させ、カラチの精神病院に送り込んだのや。「狂人」扱いするために。
リビアで技師として働いていた夫は、11日後に知らせを受けて、急遽帰国した。2人は警察に報告して犯人を逮捕させようとした。しかしレイプ犯人は軍の高級将校で、隠蔽工作が行なわれた。
「ワタシはレイプされた少女たちには、警察には届けないようにと諭すのだよ」カラチの著名な婦人科医サイド博士は言う。「警察に行けば、今度は警官が少女たちをレイプするだろう」と。
これが、女に生まれることが、最大の不幸である世界での実態なのだ。次のコラムでオレは、アメリカの盟友ムシャラフ大統領が、カリッドに対していかに新しいテロを実行したかか、ご報告申しあげるぜ。
ウム。土着的イスラム法と西欧的人権保護の間で、ムシャラフ大統領は、困ってしまってワンワンワンなのや。何遍も言うけど。
まァ、これをハイジャックや自爆と同じテロの一種、と主張するクリストフ君のロンリはいかに展開されるのか?次のコラムを注目致しやしょう。