U-MAIL(ウンコ通信) 2005/08/22-3 


「CHINA'S LEADERS BEGIN A CRUCIAL DEBATE」:08/17

「経済発展 vs.社会安定:中国の岐路」

エリック・テオ・チュー・チョウ (経営コンサルタント・シンガポール国際問題研究所評議員)

(シンガポール・発)

先月、アメリカ石油会社「ユノカル」買収と「元切り上げ」実行、2ツの問題で、中国に世界の目が集まった。

しかし、それより大事な3ツのモンダイがある。中国社会に対する中国指導層の、経済・文化・政治に関する論議。

7月28日の「人民日報」の第1面に載った論説。中国市民は法律に従え、と言う警告。社会安定を脅かす者に対しては、当局は容赦はしない、と。

表面的には、終戦記念日に予想される、反日抗議デモを抑圧する意図に見えた。しかしオカシイことに、そこには、急激な経済発展による一部の富裕化と汚職をイマシメル、胡首席お得意ののキャッチフレーズ「協調社会」は省かれて居ったのや。さらにオドロイタことに、論説は、社会的不公平の拡大は、経済発展に伴う「避けられない」事態である、との立場を表明したのだよ。

さらに8月3日、文化省のウェブサイトは、北京政府は、新たな海外のテレビチャネルの中国流入を阻止し、外国番組の検閲を強化する、と発表したのや。中国文化の安全を守るために、と。西欧の自由な文物の流入は、中国政府にとって政治的、社会的にキケンと認めたわけや。

そして8月5日、保健省の大臣が、中国の各病院は社会的役割を果たす前に、利益獲得に走り、医療と公益のイメージを害なって居ると非難したのだよ。

この3ツの声明は、急増している中国の社会的モンダイの、オープンな論議を、中国当局がアタマから拒否している証拠やねん。

一方で中国の「社会派?経済論者」は、中国の奔放な経済拡張を批判。社会不公平がオッソロシク進行している現時点で、7000億ドルもの外貨貯め込みはイカガナモノカ?と疑問を提出。

よーするに今、共産党の宗教的教義と、デン・シャオピン流の人生哲学「富むことはスバラシイ」との「裂け目」がロコツに見えて来た、と言うことやねん。

この論争は、中国だけではない、今世紀のアジアにとっても、キワメテ重要なモンダイ。
「元の切り上げ」とか「ユノカル買収失敗」なんてものは、どーでもヨロシ。今、中国に吹き募りつつある、大変革の風の行方がモンダイなのだよ。

この論争を乗り切って、胡首席がそのポジションを未だ確保して居るかどうか、2007年秋の第17回「全人代」会議が見ものやんけ。


ウム。ヒラタク言えば、マルクス先生の教義とはあまりカンケイない「建国の素・共産主義教義」半世紀のタテマエと、「蒙昧無知・後追いウハウハ経済」10年間のホンネの間の、大仰な葛藤やねん。


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