U-MAIL(ウンコ通信) 2005/09/02
えー、今回のメキシコ湾・ハリケーンの被害は、「歴史的」らしい。小泉首相は小ブッシュ大統領に、「弔電」?を打ったとか。さて、これがホントに「天災」かどうか?
「ヘラ鳥ウォッチング」
「HURRICANE KATRINA'S REALNAME」:08/31 ボストン・グローブ紙からの転載
「台風・カトリーナは綽名、その本名は?」
ロス・ゲルブスパン (「THE HEAT IS ON」「BOILING POINT」などの著者)
(ボストン・発)
この月曜日、ルイジアナとミシシッピ−を襲ったハリケーンは、気象庁によって、「カトリーナ」と命名された。それは仮の名、その本名は、さよ、「地球温暖化」なのだよ。
今年はロスアンジェルスの2フィートの大雪から始まった。その原因は「地球温暖化」
1時間124マイルという風がスカンジナヴィアの原発プラントをブッ壊して、アイルランドとイギリスの何十万人に停電をもたらした。これも「地球温暖化」
今年の夏の初め、激しい旱魃で、中西部ではミズーリ川の水位が記録的に干上がった。これも「地球温暖化」
7月には、記録的旱魃で、スペインとポルトガルに山火事発生、フランスでは30年来の貯水激減。これも「地球温暖化」
アリゾナでは、殺人的暑気が1週間で20人以上をコロシた。犯人は「地球温暖化」
インドのムンバイ(ボンベイ)では1日に37インチもの降雨で1000人が死亡、2千万人の生活が混乱した。悪役は「地球温暖化」
さよ、大気の温度上昇は、長期旱魃、大量降雨、熱波酷暑、強烈台風をもたらすのや。
カトリーナはフロリダ南方に比較的小さなハリケーンとして誕生したのが、メキシコ湾の海面の高温度によって一気に大型化したのだよ。その結果はオソルベキものとなった。
不幸なことに、アメリカ国民はカトリーナの本名を知らされていないのや。それは、石炭・石油産業が何百万ドル使って、国民大衆にその本名を知られないように仕向けて居るからやねん。
その理由はカンタン:この異常気候を安定させるには、石炭・石油の消費を70%削減しなければならない。それは石炭・石油という巨大企業の生き残りを脅かすことになる。
1995年の、ミネソタでの公益事業公聴会で、石炭産業当局は、「地球温暖化非難論」に反対意見を持つ4人の科学者に100万ドルを支払ったのだよ。
エクソンモービル社に至っては、1998年以来、「地球温暖化非難」に反対するPRとロビー活動に1300万ドルも使って居るのやねん。
2000年の大統領選挙で、石炭・石油大企業は小ブッシュ応援に乗って勝った。当然、以降の小ブッシュの気候とエネルギー政策には、企業の意向が反映して居るのや。
気候変化のペースが早まるにつれて、多くの調査研究者は、ワレワレが既に「元には戻れない気候変化」の時期に入ってしまったのでは、とのオソレを抱き始めて居るのや。
こうした事態に対して、アメリカの大衆が「地球温暖化」について全く「無知」なのは、アメリカの報道メディアの責任だぜ。
「地球温暖化」について、アカラサマに報道することに臆病なアメリカのメディアは、なにかと言うと、ハナシをモッパラ政治的外交的な方向に逸らす。「地球温暖化」が農業や、水の供給や、植物や動物や、一般大衆の健康や、気候変化にドンナに影響しているかを伝えようとしないのだよ。
ここ何年か、石炭・石油業界は、報道メディアに対し、「温暖化警告論者」に対する取り扱いにナンタラカンタラ圧力をかけて来て居るのや。「警告論」が100ケ国の2000人の科学者たちの研究調査報告として国連に提出されているのにも拘らずだ。
こうした根拠の確りした科学と、今回、眼のあたりにしたメキシコ湾の台風災害を考え合わせれば、報道メディアは、石炭・石油業界の自作自演とも言えるこの大災害について、大きなセキニンあるんちゃうか?
ワタシの住んでいるボストンでも、2005年初め、嵐が停電をもたらしたり、記録的な42インチの積雪を見たりした。来年の冬がシンパイだぜ。
年明けの月の伝統的な名前はJANUARYだけど、ホントの名前は「地球温暖化」やんけ。
ウム。今回の大災害は、小ブッシュにとっては、イラク状況の泥沼化から、アメリカ国民の目ン玉逸らさせる絶好のチャンス。「渡りに船のミシシッピー」やんけ。
結果的には「9・11」という「パールハーバー」によって、イラク侵攻の口実を作り、「戦時の大統領」のオーラを身に付けて2期目をゲットした小ブッシュ。
本来、こういう大災害時の要員である「州兵」がイラクに出払っているから、被災地の掠奪暴動を鎮圧出来ないわけやねん。イラク戦費で超赤字の財政から気前よく、膨大な救済金拠出をキメ、治安のためには「国家安全省」まで動員するカマエやねん。
シンディ・シーハンさんのシツコイ「反戦運動」に、忸怩たる?ヴァカンス過ごしていた小ブッシュにとって「カトリーナ」は「幸福の女神」、この天祐逃してなるかと、今やコーフン状態ではないのか?小泉首相はムシロ「祝電」送るべきだったのや。
石炭・石油業界の意をフカク受けて、「京都議定書」もNO。そのミエミエの結果である「地球温暖化」による大災害。それを救済する英雄的大統領という構図。
「マッチ・ポンプここに極まれり」、としか言いよう無いやんけ。