U-MAIL(ウンコ通信) 2005/09/09
えー、「9・11」、「イラク侵攻」に次いで、「カトリーナ」が、小ブッシュ大統領のウンメイを左右するモンダイにフクレ上がって来た。有名コラムニストが総出で、あらゆる角度から、小ブッシュの「危機リーダー」としての資質にNOを突き付けて居る。本日は先ず、クリストフ君から。黒人赤ん坊の死亡率材料の、イササカ強引な立論だが。
「ヘラ鳥ウォッチング」
「THE LARGERSHAME BEHIND NEW ORLEANS」:09/07
「ニューオーリンズの不手際よりもっと恥ずかしいことを隠しているアメリカ」
ニコラス・D・クリストフ
(紐育・発)
このアメリカでさえも、ビンボーに生まれつけば、コドモたちはカンタンに死ぬ。ということが、今回の大災害でよーく分かったぜ。
小ブッシュ政府には、ビンボーなアメリカ人を助けるキモチはコレッポッチも無いこともハッキリしたのや。
ニューオーリンズ洪水のTV見ていて、オレは1991年、13万人が死んだバングラディシュの台風大災害を思い出した。でも、バングラディシュ政府は、か弱い市民の救済に必死だったぜ。
カトリーナははしなくも、もうヒトツの重大モンダイを明るみに曝したのや。決して終わることの無い「ビンボーの台風」に巻き込まれるアメリカ国民の急増だよ。
数ケ月前、連邦統計局は、昨年度(2004)の「ビンボー率」が再び上昇したと報告。2003年に比べ、「貧窮者」が110万人増えたと。クリントン施政下で抑制されていた「貧窮率」が小ブッシュになって17%上昇したと。
ニューオーリンズの路上に遺体ゴロゴロプカプカってのも大恥だが、アメリカの首都の幼児死亡率が、中国の首都の2倍だてのは、もっと不名誉なコトちゃうか?
ヨロシイカ。初めての誕生日が来る前に死亡する赤ん坊の数は、2000年度、ワシントンでは1000人に11.5人、北京は4.6人やねん。
さよ、国連の統計によれば、ワシントンの黒人の赤ん坊が1年生き延びる確率は、インドのケララ州の都市部の赤ん坊の確率より低い。
小ブッシュになってから、アメリカの幼児の死亡率は、1958年以来初めて上昇に転じたのや。アメリカの幼児死亡率の高さは世界で43番目。世界最低のシンガポ−ルより、1万8900人多い赤ん坊が死んでいる勘定やねん。
あるイミでは、今回ニューオーリンズから避難したビンボー人の赤ん坊はラッキーだったのかも。とにかく診療と予防注射が受けられるのだから。
アメリカ全体では、29%のコドモたちが、医療保険から外れて診療も注射も受けられない。ハシカの予防注射実施率では、アメリカは世界84位、ポリオに関しては89位。
ニューオーリンズのシッチャカメッチャカの中でも、ココロが寒くなるのは、掠奪の横行や。オレは1995年、5500人の死者を出した日本の神戸大震災を取材した。
オレは、ドサクサ掠奪行為が起こらないか、注目していた。3人の男が食糧を盗んだのを目撃したという住民に会った。同国民として残念ではないか?とオレは聞いた。「いや、あれはガイジンでした」住民は確固として言った。
ブンカの違いと言えばそれまでだが、つまり日本の社会は、住民同志一枚岩なのだよ。それに比べ、合衆国は、特に小ブッシュになってから、「富の再配分」を、無力ビンボーなアメリカ人から大金持ちのアメリカ人へと振り向けて、ビンボー人を社会の外へとハジキ出して居るのや。
だからモンダイは、カネが、ニューオーリンズの堤防からイラクへ行っちまっただけではないのだよ。ビンボーなコドモたちへの注射費用が大金持ちへ行っちまったというコトやんけ。
アメリカの「貧困」については、カンタンな解決法は無い。かつてレーガンが言った。
「ワレワレは貧困と戦ったが貧困が勝った」と。いや、それは言い過ぎやねん。1990年代後半、アメリカは可成イイ線行ってたのだよ。
ニューオーリンズ大惨事を契機に、アメリカは国を挙げてホンキで、「貧困」に対応すべきやねん。でなきゃ、TVから今回の恐怖が消え去っても、平均77人中50人の赤ん坊がビンボーのために、ムザムザ死んで行くのだよ。この「ビンボーのハリケ−ン」こそ、アメリカの大恥やんけ。