U-MAIL(ウンコ通信) 2005/09/16
えー、目下世界のエライさんがNYの国連ビルに集まって、ビンボー国救助のナンヤカヤやっとる。それを横目にクリストフ君の辛口コラム、ご紹介致す。
「ヘラ鳥ウォッチング」
「NOW PLAYING IN MANHATTAN: MEET THE FAKERS」:09/14
「マンハッタンのイカサマ偽善ゴッコ」 ニコラス・D・クリストフ
(紐育・発)
今週、世界のリーダーがマンハッタンの国連ビルに集まって、ナンヤカヤやっとる。いかに世界のビンボー国を助けているか、カッコつけて自慢し合う歴史的会議。つまり「偽善者たちの全員集合!」やねん。
世界のカネモチ500人の収入と、世界のビンボー人4億1600人の収入が同じ、てのが現実だぜ。
このサミットのホスト、小ブッシュは、2002年にヤクソクしたのや。カネモチ国は、その国民所得の100ドルにつき70セント(つまり0.7%)をビンボー国に提供すると。しかし、2004年の実績は16セントねん。アメリカをケチと非難する声は多い。当然だ。日本もケチ、アメリカとドッコイや。
アメリカその他のカネモチ国は、これから10年間、毎年70億ドルを、ビンボー国の26億人に提供すると言うプランに乗り気でない。ビンボー人に安全な飲料水を飲ませて、1日4000人のイノチ救うというプログラムなのだが。この70億ドルという金額は、ヨーロッパ人が香水に払う費用、アメリカ人が美容整形手術に掛ける費用より少ない。
一方エイズは、1年に300万人を殺し、国を荒廃させる。これは中世の黒死病以来の数字だ。しかし世界がエイズ対策に使っているカネは、先進国が軍隊をドッカに3日間派遣する費用と同額なのや。
このサミットの一つの目標値は、「ミレニアム開発目標」に沿って、2015年までに、世界の幼児死亡率を2/3減らすこと。これは5年前に大ファンファーレ鳴らして始められたものだが、結果はオソマツ。バングラディシュ、インドネシア、ブラジル、モンゴルなどは、チャント達成して居るのや。
開発途上国のリーダー、中国もインドも、目的数値達成して居らぬ。ハズカシイことに。インドでは、1〜5才の幼児の内、女児の死亡率は男児より50%高い。毎年、13万人の女児がサベツによりクビリ殺されて居るからや。
バングラディシュはインドより達成値は上。ベトナムは中国より上。
中国は、国内事情には無関心。毎年73万のコドモのイノチが失われて居る。その他に、中国の場合、その外交姿勢がモンダイや。ジンバブエのムガベ大統領や、スーダンの大虐殺を支援して居るのや、かつてポルポトを支援したように。
アフリカのスラムや泥レンガ造りの村は手も付けられないほどヒドイでしょうね、とオレはよく尋かれる。いや、逆に、その状態はチョットしたことで改善される。古来の圧倒的な眼病やレプラ(ハンセン氏病)は克服されつつある。ビル・ゲイツ等の援助によるワクチン奨励で、2001〜2004の間だけでも、100万人のイノチが救われた。
各国のリーダーたちは、気取ったポーズでカメラに収まる。その一方で、「ビンボー国へのヤクソクは破られた」とレポートされる。さらにレポートによれば、これからの10年間の5才以前の幼児死亡率についても、リーダーたちの見込みと、実際の数値との間には4100万人のギャップがあると。
世界のカネモチ国リーダー連は、テメエの功績に乾杯なんかしてる場合じゃないだろが。ビンボーによる「ホロコースト」を止められないことにゴメンナサイと言うべきやんけ。
ウム。こういう風に数字並べられると、サヨカ、と納得する。このところイロイロな事件通じて、先進国のマッチ・ポンプがバレバレになって来た、一気に。