U-MAIL(ウンコ通信) 2005/09/21
えー、アメリカ巨大ディスカウント・ショップ・チェーンの王様「ウォルマート」、あまりに巨大で、その影響力がアメリカ文化をネジ曲げるなどとも批判されて来た。
この「ヘラ鳥」2003/06/02でご紹介した「巨大スーパーがブンカを恐喝する」を、ご参照頂きたい。
その「ウォルマート」がこの度、称賛されて居るのや。カトリーナがらみで。
「ヘラ鳥ウォッチング」
「WAL-MART TO THE RESCUE」:09/21
「FEMAの仕事をウォルマートに任せろ」 ジョン・ターニー
(ルイジアナ・スライデル発)
小ブッシュ大統領よ、カトリーナにヤラレたメキシコ湾岸復興を任せる人物として、ワタシは、リー・スコットを推薦致したい。
リー・スコット、あのウォルマートの代表取締役。あの大災害を受けたこの地で、イイ評判を得た数少ない会社のヒトツがウォルマートなのや。
赤十字やFEMAについての、住民の評判はサンザン。救援は間に合わず、電話は通じない、大混乱の中で。
そんな中で、当地のウォルマートとサム・クラブは、何週間も続く停電の中で、自家発電を備えていたのや。そして災害直後、トラックで運び込んだ食料を罹災者にロハで配ったのだよ。レスキュー用のチェーン・ソーや、ブーツや、シェルター用にシーツや衣料、飲料水、氷なども配ったのや。
罹災直後は、アソコだけが頼りだったと、3人の子供を持つ母親は言う。「FEMAからは未だにナンニモ。ウォルマートさまさまだわよ」「FEMAのシゴトをウォルマートにヤラセろ」という声も。ウォルマートは、警告が出ていた事前に、自前の緊急オペレーション・センターを設けて、沢山に人々に緊急用品を供給して居ったのだよ。
民主党にとっては、ウォルマートのスコット社長は、お好みではあるまい。ウォルマートその他の私企業がFEMAよりはるかに役立ったことは認めるが、ビル・クリントン式のFEMAコントロールが維持されていたら、チャンと機能した筈だと主張する。
クリントンはABCテレビの《ThisWeek》で、1990年代を振り返り、「ワレワレは災害対策についてはシッカリ仕事していたと思う」と述べ、小ブッシュ政府がビンボー大衆を置き去りにしたことを批判、自分の時代のFEMA長官ジェームズ・ウィットは、ビンボー大衆について、もっと気配りがあったと。
でも、それなら、なぜ、1990年代、クリントン政府下のFEMAは、ニューオーリンズのビンボー住民を避難させる実効的な対策を樹てられなかったのや?
あの頃なら、核戦争の脅威は薄れ、テロは未だ突出して居らず、FEMAの災害対策は、「カリフォルニアの大地震」と「ニューオーリンズの大洪水」に絞り込むことが出来た筈ではないか。
1997年に議会はFEMAに50万ドルを与え、ニューオーリンズの避難計画を樹てるよう命じたのや。FEMAはこれをルイジアナ州に渡したのだが、カネは避難計画には使われず、新しい橋の建設計画に向けられてしまったのや。
ウォルマートの幹部なら、50万ドルの使い方に、それこそ1セント刻みの支出明細を付ける。例えば、スコット社長が、財務役員と旅行する場合、ホテルの予約は1室だけ。一緒に泊まるのだよ。
これこそ、国家の何十億ドルの支出に対して、アメリカのリーダーたちが採るべきスガタやんけ。スコットなら、コスト・カットによって、次の災害に備えることが出来る。
ルイジアナ選出の共和党上院議員、デヴィッド・ヴィッターは、FEMAを廃止して、その仕事を私企業との契約に切り替えると言う法案提出に対し、間髪入れず応じてきたウォルマートや他の企業の素早さにビックリ感銘を受けたと。
つまりFEMA(連邦緊急対策局)代わりのWEMA(ウォルマート緊急対策局)の米国議会への強力売込みやねん。ワタシはWEMAに1票入れるぜ。
ウム。これは緊急対策の民営化やねん。テッテ的シホン主義のウォルマートにとっては、これはマットーな「営業種目」。ヴォランティアのキモチは毛ほどもあるまいて。