U-MAIL(ウンコ通信) 2005/10/25-2
えー、中国の欲望はトドマルトコロを知らない。これはもう建築ブームなんてもんじゃない。2008年の北京五輪、2010年の上海万博目当ての公共建築とはまた別に、住居用のビル、ビルったってナマジッカなもんじゃない、摩天楼マンションが、雨後の筍どころじゃない、核戦争後のキノコ?のように峨峨と屹立して居るのや。ザっとだけご紹介。
「ヘラ鳥ウォッチング」
「HUNGER FOR HOMES DRIVES A BUILDING FRENZY IN CHINA」:10/19
「中国国民の住宅への飢えが、全国的建築熱病に火を付けた」
デヴィッド・バルボーザ
(上海・発)
ニュ−ヨークなんてモンじゃない。上海は今、世界未曾有の摩天楼マンション・ブーム。すでに4000棟が完成、これから5年間にさらにあと1000棟が計画されて居る。中国の新興成金は、530万ドルの摩天楼マンションをポイ買いするのや。
北京では道教神社?が、四方八方を新しいショッピング・モールの駐車場にビッシリ囲まれてしまった。このモールの大きさがスゴイ。今まで世界一だったミネソタのアメリカン・モールの2倍という巨大さ。
トドマルトコロを知らない中国の贅沢住居への欲望は、アメリカン・ドリームを超えて、人工池、広場、郵便局、病院、映画館、教会、ホテル、ショッピング・モール、そして発電所を備えたフランス式大邸宅群へ。ヒトツのプロジェクトのスケールは25エーカー。
地価高騰によるウハウハの土地投機で中国のアチコチで環境雰囲気大変化。農民も麦畑をビヴァリーヒルズに換えたいと浮き足立つ。エコノミストはバブル破綻を警告して居る。温室ガス発生もスゴイ。WHO・世界保健機構によれば、世界で汚染のヒドイ10都市の内、7都市が中国。
こうした住居建築ブームは、低利率、潤沢な外資の流入、大ザッパな銀行融資に依る。
で、これからどーなる?これからの5年間で、歴史上最大、7500万人以上の農民が都市部に移住するだろう。行け行けドンドンの住宅ブームは大都市に顕著。2008年のホスト・シティ北京の場合、その影響はモロ水と電力に。
中国の建築家は言う。「誰もがマンハッタンを造りたがる。ワタシは小さく小さく、と言うのだが、顧客は大きく大きく、と要求する」
なにしろ100万以上の都市地域が170もあるのが中国や。誰もが開発業者になりたがる。
国営の石油企業、鉄鋼大企業、自動車会社、造船会社、遂には共産党機関紙までが、不動産売買の子会社を持つ有様やねん。(ヨースルニ住宅投機バブルヤネン)
外国資本も、競って中国不動産市場に参入。ゴールドマン・サックスやメリル・リンチ、そしてモルガン・スタンレーも今年、上海に4億ドルの資産を購入した。上海には今、18階以上の摩天楼が4000棟も。ドイツに本拠を置く世界的な不動産屋エンポリスによれば、これはニューヨークをはるかに凌駕する数だと。
投資会社を見ると、世界最大の小売開発会社シモン・プロパティ、アメリカン・モールの開発会社トリプル・ファイヴ、そして日本の不動産業者モリ・ビル。この会社は世界最高492メートルの上海世界金融センタービル建設に10億ドルを投じて居るのや。
こうした建築ブームで、この10年、中国は、何百万という古い建物を破壊し、何千万の人々をムリヤリ立退かせて居るのだよ。
そして、さらに深刻なキケンが迫って居るのや。中国政府は、不動産価格が経済を過熱させ、社会不安が起こることをシンパイして、今年、景気のクールダウンを狙って、新税、その他の手段を取り始めたのだよ。
6月以来、住宅売買のスピードは落ちて居ったのや。しかしこの何ケ月かでまた、熱くなって来て居る。そしてこの成長で、エネルギーと原材料への需要が高まりはじめて居る。中国は既に、世界最大の鉄鋼、セメント、石炭の生産・消費国なのだよ。
「中国が世界をムシャ食いする」を書いたアナリスト、ロスマンは、「中国ドラゴンは、当分腹ぺコ状態が続くだろう」と。
ほとんどのアナリストが、中国の住宅ブームは直ぐには下火にならないだろうと。経済はイキっ放しだし、収入はアガリっ放しだし、2流の都市にもイケヤやウォルマートがポコポコ建つし、何千万人が、自分の邸宅を持ち、自分のクルマを走らせ、モダンなライフスタイルの期待にクラクラと眩暈状態なのだよ。
ウム。これは新しい生活様式住宅への国民の渇望と言うより、住宅投機バブルやんけ。