U-MAIL(ウンコ通信) 2005/11/16
えー、コイズミ君は、およそキョーミが無いらしいが、この12月、マレーシアで、第1回の「東アジア・サミット」が開かれる。それに関して、シンガポールのG・Yeo外相の意見を中心に、グローバリスト・R・コーエンが、中国の発展に従って大きく変化しつつある、この地域のモンダイを論じて居る。日本に引き付けて、ご紹介いたす。
「ヘラ鳥ウオッチング」
「ASIA'S CONTINENTAL DRIFT CHANGES TERRAIN FOR U.S.」:11/16
「コイズミ君、東アジア・サミットに、どう対応する気やねん?」 ロジャー・コーエン
(シンガポール・発)
長いこと、日本と韓国に基地を置くことで、アメリカは力で、アジアを抑えて来た。しかしここへ来て、「アジアによるアジアの再発見」が始まって居る。このコトバは、シンガポールのYeo外相が、インタヴューの中で使ったもの。小ブッシの今回のアジア歴訪もこの地域の変化に対応をセマラレてのもの、という見方やねん。
その変化のヒトツのアラワレが12月の東アジア・サミット。これはアメリカをシカトして、中国、インド、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、及び、東南アジア10ケ国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、マレーシア、ベトナム)が出席する会議。今後、毎年開かれることになりそうだ。
この会議の協議事項は未確定だが、中国、インドとの貿易が急増大しているこの地域としては、アメリカとロシアの参加は丁寧にお断りしているわけや。
アメリカとのカンケイ深い、貿易立国シンガポールとしては、今回の会議にアメリカをシカトしたことに、忸怩たる想いもあるんちゃうか。まァ、ニュージーランドとオーストラリアが入っていることで、「白人」除外というワケだはないことを示して居るわけだが。
アジア人の中には、オーストラリアとニュージーランドを無遠慮に「アメリカの代理」と呼ぶ風潮もあるのや。そして、その延長上で、日本が、アメリカとの同盟を強調しつつ、中国の上昇に対応して居ると見る向きも。
アジアの中には、日本をアメリカの出張代理人と、悪意をもって見る傾向もあるのや。イギリスを欧州大陸の代理人と見るのに似て。そのチガイは、アジアが未だ19世紀のヨーロッパ型のナショナリズムの上げ潮の中に在るのに比べ、ヨーロッパは、20世紀中に既にその結果を見極めて、ポスト・ナショナリズムの時代に入って居るということやんけ。
モンダイは、リーダーであるべき日本が、「ヤスクニ」で、中国、韓国とのマサツを生じていることが、アジア全体のマイナスになること。シンガポールも、日本軍により、何万人の中国系市民が殺されて居る、とYeoサンは言う。中国と日本のマサツを取り除くには、互いに面目を失わないように、そのモンダイを間接的に他の国々の間に広げて行く外交が必要だと。
アジアに欧州のEUに当たるモノが出来るのは、未だ先のハナシ。地域のセキュリティ構築も先のハナシ。しかし自由貿易は進展出来る。テロや鳥インフルエンザへの対応も協議事項の内。
アメリカと中国の間のモンダイは「元」と「台湾」。Yeoサンは、「台湾」はトドノツマリは「経済的に」中国に吸収されると見て居るのや。小ブッシュも「ワン・チャイナ」を肯定して居るのやから。
しかし、アメリカの力は、矢張り、この地域に残るだろう。「アジアン・ドリーム」は「アメリカン・ドリーム」の現代版なのや。
なにしろアメリカは、太平洋戦争やヴェトナム戦争から、テロ戦争に到るまで、この地域に血と莫大な費用を注ぎ込んで来たのや。その関わりは広く深いのだよ。
ウム。そーゆーワケや。どうもコイズミ君は、小ブッシュベッタリでアカン。突出して来た中国やインドにも、東南アジア諸国との連携の上で対処すべきやんけ。
「アジアによるアジア再発見」にハナ突っ込まなアカンでよ。「名誉白人」の時代はトックに終っとるでよ。