U-MAIL(ウンコ通信) 2005/11/17 


「ヘラ鳥ウォッチング」

「IRAQ:STRATEGIZING THE EXIT」:11/14

「ドシタラヨカンベ?米のイラク脱出法」 ニコラス・D・クリストフ

(紐育・発)

さよ、アメリカはどーやって、イラクから脱け出すか?戦争反対と叫んだり、ワレワレをドロ沼に引っ張り込んだ小ブッシュ政府を非難したりするのはヤサシイこと。でもモンダイは、ワレワレ自身がどう脱け出すかだ。これはカンタンじゃないぜ。

結論に辿り着くタメに、2ツの案を比較検討致したい。

「これ以上の損失をカットする」このメリットは明白や。ワレワレがどうやろうと、ドッチミチ、イラクはバラバラになる。もし、ワレワレがアキラメて、引き揚げる気なら、これ以上長引かせて、余計な血を流すのはアホや、直ぐに実行するべき。

でも、それは道義上ムセキニンなハナシやねん。手術に失敗した外科医が、患者を手術台の上にホッタラカシて、「ウーン、思ったようには行かなかった。ワイはこれで精一杯や、幸運を祈る」とか置き手紙するようなものやんけ。

今直ぐ引き揚げたらどーなるか?イラク南部は、イランの強い影響下に、周辺を市民軍に支配されたイスラム教義都市国家になるだろう。アンバー郡は、タリバン風のテロリスト訓練地になって、ヨルダンやサウディアラビアを不安定化するだろう。バグダッドは、戦場になって、スンニ派とシーア派が殺し合うだろう。キルクークでは、油田の支配権をめぐって、クルドとアラブが戦うだろう。クルディスタンは独立目指してトルコと小競り合いになり、トルコに侵攻されるかも。

イラクはこれ以上悪くならないと考えるヤカラは、内戦時代のレバノンや、今のソマリアのことをジックリ考えなきゃ。ソマリアでは、毎年、5才以下の子供が7万8000人以上死んで居るのやで。もちろんオトナもようけ殺されて居る。

「このまま続ける」今のところ、小ブッシュはそのツモリやねん。これは現状無視や。ワレワレの存在自体が、反乱勢力を育てて居るのやで。

2002年9月にイラクのナジャフを訪問した際、オレは、ネオコン連中が、いかにユメの世界に生きているかを痛感したのや。フツーのイラク人が侵攻アメリカ軍と戦うと答えたのだよ。

イラク侵攻に踏み切ったネオコン連中は、脳ミソが熱くなっていて、テメエ等が一番、状況を把握していると思い込んでいたのだよ。イラクに行ったこともなく、アラビア語も話せず、イスラム教寺院の塔の見分けもつかないクセに。連中は、テメエ等は善意のツモリでも、イラク人が西側の軍隊の占領をどんなにコワがっているか、まるで分かって居なかったのやねん。

困ったことに、連中の多くは、未だにそれが分かって居らぬ。事実はイラクのような国では、ワレワレの軍隊の存在は、安全より危険を生み出すのだよ。それがジハードを呼び覚ますのや。占領の目的はアブラであり、軍事基地を置くことだと疑うのは、当然のこと。

9月の世論調査で、イラク国民の42%が、この国は悪い方向に向かって居ると答えた。(4月の調査の2倍)43%が、良い方向へ向かって居ると。悲観論者の2つの大きな理由は、治安悪化と外国軍隊の占領。

一方、先月、ロンドンの「サンデーテレグラフ」に載った、英国軍のヒミツ調査では、82%のイラク人が、連合軍部隊の駐留に「強く反対」、67%が、占領によって、治安が悪化したと感じて居った。

戦争中、そして戦後、オレはイラク各地を歩き回った。オドロイタことに、フツーのイラク人の多くが、小ブッシュとサダムは実は仲の好いダチで、サダムは多額のワイロをアメリカから貰って、米軍侵攻とアブラの略奪をOKしたのだと、オレに話して呉れたのや。

このトンデモナイ噂話は現在殆ど消えたけど、西側がイラクの中に、永久的な足場を作ろうとしているという物語は広まっていて、それが反乱テロに火を付け、ワレワレを巻き込んで居るのや。

だから、小ブッシュの「占領をこのまま続ける」というカタクナな主張、米軍基地放棄の明白な拒絶は、これまでの失敗の繰り返しで、つまり、イラク人の愛国心の強さをトコトン評価し損なって居るのやねん。今やワレワレはズッポリ罠にハマっとるのや。

ワレワレは引き揚げることは出来ない。と言って、何時までも此処に居続ければ、反乱を煽ることになり、それがまた、ワレワレをイラクに釘付けにする、つまり悪循環やんけ。

ドシタラヨカンベ?オレの、次のコラムを読んで呉れや。


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