U-MAIL(ウンコ通信) 2005/12/02-2 


えー、もう1本、アブラがらみ、環境がらみ、そして三井・三菱がらみ、ってことで。ポイント絞ってご紹介。さよ、ムカシの「樺太」のハナシやんけ。


「SHELL'S SAKHALIN OIL PROJECT SHOULD BE REINED IN」:12/02

「アブラ大事か、クジラ大事か?」

クロード・マーチン (世界野生保護機構・総裁)

(スイス・グランド発)

世界中、ガスとアブラの新たな開発に、さまざまな企業が血眼。しかしモンダイはトータル・コスト。ギリギリの利益得るために、多くの企業が、それぞれの土地のコミュニティと環境への社会的責任を果たして居らぬ。するってえとどーなるか?

その最悪例のヒトツが極東ロシアのサハリン島。何十億ドルのガス・アブラ開発企画に群がる企業連。ロイヤル・ダッチ・シェル石油筆頭に、三井・三菱など多国籍企業。3つの海中プラント建設、海中と陸上のパイプライン設置。精製設備建設など。

サハリンUとして知られるこの企画は、キビシイ環境モンダイを抱える。特にパイプラインは、1000本を超す未開の河川と支流を横切ることになる。これは鮭の産卵所なのだよ。さらに、既に100万トンの浚渫土砂がアニヴァ湾に棄てられて居るのや。これは、この周辺の、漁業に頼っているコミュニテイの生活を破壊する。さらに。海中の油井の位置は、すでに100頭に減ってしまった西太平洋灰色クジラのエサ場なのだよ。

シェル石油は、エサ場近くのパイプラインを撤去することには同意したが、有力科学者たちの、その周辺地域のプラント建設中止要請は無視。長期間の環境への考慮が無いのやねん。

シェルの計算では、40年間の企画で大きな油漏れのキケンは24%と。アホか。

1989年、エクソン・ヴァルデス石油は、アラスカでのアブラ漏れ水域汚染事故で、その浄化のために、21億ドルを費やして居るのや。

シェル石油のこの巨大企画への投資200億ドルは、欧州再建開発銀行からの融資。2005年5月に、この銀行の頭取は、環境に顧慮しないシェル石油のこの企画が、融資条件に合わないと判断。シェルが環境に責任負わない限り、この判断を変えないと結論。

シェル石油は、来年のクジラ生態モニター結果では、石油プラント建設を中止せねばならぬかも。河川や支流を原型に戻すこと、周辺住民の漁業損失を補償すること、を要求されるかも。最終的には、国際的基準に合致するアブラ漏れ防止計画を提出することが義務付けられるかも。

この銀行の決定は、そのまま他銀行へのリトマス・テストとなるのや。つまり環境に関してギモンだらけのオソマツな開発企画には、融資を見合わせるということになる。これは環境悪化への社会的責任のモンダイばかりではなく、結果として、長期の利益が見込めないことにツナガリ、企業の評判下落にもツナガルのや。

ヨロシイカ、企業として、環境への充分な考慮は、マサに、投資者とクジラの双方に貢献することになるのだよ。


ウム。地球あっての、海洋あっての、ニンゲンあっての企業やんけ。当然のハナシや。

サハリンがアブラ景気に湧いていることは、前に一度ご紹介した筈だが。

ところで、三井・三菱はどーなったのかや?


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