U-MAIL(ウンコ通信) 2005/12/15-2 


えー、このところ、小ブッシュ政権の周辺では、ヘンなコトバが、チェニーやラムズフェルドや、中東最高司令官などの口から飛び出して居る。CALIPHATE「カリフ制」というコ トバ。歴史コンプレックス抱いているアメリカ特有の現象やんけ。コラムをワメ的に編集してご紹介致す。


「WATCHWORD OF THE DAY:BEWARE THE CALIPHATE」:12/12

「回教の太守復活を警戒せよ!」

さよ、ムカシのヒトは、イスラム教をフイフイ教、回教、と呼んで居ったのや。

4年前、9・11への各界コメントの中で、中曽根元首相は「注意すべきは、イスラム過激派が、対《十字軍》の戦いと位置付け、キリスト教と回教徒の戦いであるかのように戦略的に展開して来ること」と。

このところ、ペンタゴンが、しきりに「カリフ制」というコトバを使っているのは、つまりは、イラク撤退の要請に対して、イスラムの脅威を強調するためなのだよ。

チェニーに言わせれば、アルカイダの究極の目的は、アメリカに災難をもたらす「カリフ制」の再建だと。

ラムズフェルドは言う。「イラクは新生イスラム・カリフの基地となり、中東全体に発展する。それは、欧州、アフリカ、アジアの、合法的政府への脅威だ」

中東最高司令官アビザイド大将は「カリフの目的の中心には、イスラエルの破壊がある」

7世紀から13世紀にかけて、かのマホメットに発する政教一致の指導者「カリフ」の下で、アジアやアフリカ、ヨーロッパまでを制圧したイスラム帝国のイメージを持ち出すことで、イラク残留の必要を主張するわけやねん。ここで米軍が退けば、一気にイスラム帝国が復活する、というわけやねん。

アホらし。大体アメリカはんは、代々イロキチガイやねん。日本相手の「黄禍論」、公民権制定までの「黒人セクスコンプレックス」、赤色アレルギーを呈した「ドミノ理論」はベトナムでチョン。

今回はイロとはカンケイ無いけれど、アメリカなんて国、カゲもカタチも無かったころのイスラム世界帝国イメージ持ち出してナニすんのや?

でも、このコトバ、カーター政権時の国家安全顧問ブレジンスキーに言わせれば、「本能的にコワイ。インパクト与える」と。

イスラム学教授エスポジートによれば、世界中で攻撃繰り返すテロリスト小集団の能力は世界制覇とはツナガラナイ。「小ブッシュ政府はもっと現実的に対処しないと、ビン・ラディンの思う壷だ」と。

最近、エジプト、サウディ・アフリカ、モロッコ、ヨルダン、アラブ首長国、レバノン、6国の3900人相手の世論調査では、アルカイダの目的がイスラム大国だとの答えは、6%だけ。アルカイダが新しいカリフを創れると思うのは「バカバカしいハナシだ」と。一方、30%が、アメリカに対抗しているアルカイダに同情的。

「カリフ」がペンタゴン内部のタカ派に使われる頻度は、夏から秋にかけて増えた。特にアメリカ軍が、ナンバー2、ザワヒリの手紙を手に入れてからは。

この6000語の手紙は、アルカイダが、シリア、レバノン、エジプトへ移動し、イスラエルと戦う前に、イラク全土に、イスラム・カリフ軍の設立を呼び掛けたもの。

小ブッシュは公的には、このコトバを使っていない。ただ、「テロリストはインドネシアからスペインまで、全体主義的《イスラム帝国》を作り上げようとしている、と。


ウム。そーゆーワケやねん。


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