U-MAIL(ウンコ通信) 2006/05/15-2 


えー、もうヒトリの常連、クルッグマン博士のアメリカ健康診断。


「AMERICA'S SICK SOCIETY」:05/06

「アメリカ人であることがビョーキやねん。人種や階級に関わり無く」 ポール・クルッグマン

(プリンストン・発)

これは「逆奇蹟」やねん。個人の医療保険費は世界最大なのに、平均寿命は低く、幼児死亡率はカナダ、ニホン、大方のヨーロッパ諸国より高い。

ナゼ、こんなことになるのか?

新しい研究、「米国と英国に於ける病気と損失」は、このギモンに答えてはいない。しかし、ワレワレアメリカ人をビョーキにしている社会のナンヤカヤに関しての強力な証拠が提出されて居る。

ここには、55才から64才の糖尿病や高血圧の広がりを、米国人と英国人と比較した数字がある。英国人は米国人の医療費の40%しか使っていない。しかし医療保険システムは、フランスなどと比較すればオソマツ。そして健康的食事とか健康的生活に気を遣っていない。

にも拘らず、結論として「アメリカ人の方がイギリス人よりズット病気勝ちだ」と。例えば、中年の糖尿病患者、アメリカはイギリスの2倍。

ドッチの国でも、カネモチとケンコーの相関関係は大きい。しかし、金持ちアメリカ人の1/3は、貧乏イギリス人の1/3より不健康なのや。ナゼこんなことに?

ひとつには、低所得のアメリカ人にはシバシバ医療保険が無いことがあるが、イギリス人は全員、国からの健康保険を受けて居るからだ。カネモチのアメリカ人には保険がある。
「研究」は「生活慣習リスク」と呼ぶ悪習を指摘して居る。イギリス人は呑ンベエ過ぎるアメリカ人は食い過ぎる。しかしこれは本質では無いと。

ワタシに言わせれば。健康保険を持っていても、イイ医療を受けられるとは限らない。と言うのも、保険会社は概して予防措置に失敗して、手足切断に至るような病気には払いたがらない。英国の国家健康保険の場合は、予算が少なくても、アメリカのシステムよりは、スベテにより良い医療処置が可能。それは、私企業であるアメリカの保険会社と違ってより広い、より長い視野を計算に入れられるからや。

他には、アメリカ人は働き過ぎなのだよ。フルタイムだと、1年に46週働く。英国、フランス、ドイツでは、41週だ。

ワタシは前にも指摘した。アメリカのワーカホリック経済は、「家庭の価値」を破壊すると。ヨーロッパでは、規制や労働組合の圧力で、労働時間が短縮される。

最低の社会的セーフティネットも無い経済機構の中でのオーヴァーワークは、家族と共にワレワレの健康を破壊するのだ。それがアメリカ式生活なのだよ。


ウム。トドノツマリ、「小さい政府」の未来とは、こーゆーことやんけ。

私企業であり、グローバル資本である「大手ホケン会社」のCMの洪水を見て、ゾーっとするのはワメだけではあるまいて。


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