U-MAIL(ウンコ通信) 2006/05/30 


えー、「アメリカの社会的階級」ご紹介の最中だが、日本の新聞紙が伝えない、チョット刺激的な情報が「ヘラ鳥」に載ったので、とり急ぎ、チラリとお伝え致す。


「ヘラ鳥ウォッチング」

「THE CANNES LANDSLIDE FOR AL GORE」:05/29

「カンヌ映画祭での大評判武器に、ゴアは大統領を狙うつもりか?」 フランク・リッチ

(紐育・発)

アル・ゴアのカンヌ映画祭への参加作品、地球温暖化を告発する「トンデモナイ事実」( AN INCONVENIENT TRUTH )は、あのマイケル・ムーアの「華氏9・11」同様、ワオ!と大受けしたのや。

そして、これはゴアの、アメリカ政治世界での勝利ではないか、と想像は過熱して居る。
「カンヌで大評判取ったアル・ゴアは、次にホワイトハウス取りに行くのか?」アリアーナ・ハフィントン女史は自分のブロッグにそう書いた。前副大統領の人気は、トム・ハンクスや、ブルース・ウィリスや、ペネロープ・クルズを上回ったと。

リベラル派デリー・コスのサイト上の「架空」大統領投票調査では、ゴアは地スベリ的な68%。次点のラス・ファインゴールド上院議員は15%。ワシントンのリベラル派専門家筋は、2000年小ブッシュとの、アヤシゲな選挙結果のウワサはやはりホントだったのかもと。

しかし、アル・ゴアのビックリ復活は、ダメ民主党のイメージアップにはつながらない。
この映画のPRキャンペンのために出演した「サタデー・ナイト・ショー」で、ゴアは、民主党の大統領候補のトップランナー、ヒラリー・クリントンへの積った不満を吐き出したのや。

先週、NYマガジンとNYタイムズは第1面に、2008年のヒラリーの立候補は、鳥インフルエンザへ梅毒を足すようなもの、と言う民主党インサイダーのコトバを載せた。

NYタイムズに至っては、クリントン夫婦の結婚スキャンダルまで蒸し返したのや。

と言うのも、ヒラリーは候補者としてヨワイと見られて居る。夫のスキャンダルや、女性であることや、そのリベラリスムがモンダイなのではなく、あらゆる有権者に受けようとして八方美人的になり過ぎるからやねん。

大衆受けする民主党の対立候補が現われず、ヒラリー・クリントンの邪魔する者は居ないと思われていたところに、2000年の選挙でも人気は小ブッシュを上回っていた男が、アタラシイ映画スターとして登場したわけや。

ゴアに有利なハナシは2ツある。地球温暖化反対運動と、イラク戦争反対の立場を早くから表明していたことや。

2002年9月23日、サンフランシスコでの演説で、ゴアは、小ブッシュが「アフガニスタンの治安回復も、ビンラディンの拘束も出来ないのに、次の戦争に飛び込もうとしている」と批判した。

さらに、その時「軍事的勝利後のイラクの混沌《カオス》は、米国にとって、サダム・フセインよりズっと大きな危険だ」と指摘していたのだよ。

その時、中間選挙への思慮から、民主党リーダー連は、ゴアをエンガチョしたのやねん。
小ブッシュと石油シホンが、拒否し続けた、温暖化反対は、結局は超党派的モンダイとなった。この2月には、福音原理主義者の86人のリーダー連までが、小ブッシュ政府の無策にキレたのやねん。

てなことから考えれば、ゴアは民主党のビョーキの最良の治療薬に見える。でも、そうは問屋がオロサナイのや。

今回、こんなに激しく、映画で温暖化反対を主張するなら、あの2000年の選挙で、ナゼこのモンダイを提出しなかったのか?そして「トンデモナイ事実」の激しい告発は、ゴアにタカ派のイメージを与えるのや。

もし「トンデモナイ事実」が大統領候補をネラったもので無いとすれば、これはコリン・パウエルの1995年の著書以来の大きなジラシ作戦だ。ゴアの立候補野心の否定の否定は、クリントン式やんけ。

でも、ゴアの立候補を祈りたい。それはアメリカの国民的な論議を刺激することになるだろう。

「戦争はスベテに影を投げ掛けるものだ」小ブッシュの支持率急落を嘆いて居る。

ゴアの立候補が、彼の映画が温暖化をヤッツケルようには、民主党を救うことにはならないにしても、トンデモナイ、けれどもノッピキナラナイ事実に直面するチカラを与えることにはなるかもね。


ウム。今や大統領への道はイロイロ。現政権告発に映画メディアを使うのは新手やねん。
このドキュメンタリー作品は、地球温暖化の危機を訴えるゴアの、世界を股の講演活動を中心にしているとのこと。ま、かなり衝撃的な画面がある、とのウワサ。観たいやんけ。


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