U-MAIL(ウンコ通信) 2006/06/07-3 


えー、エイズに関してもう1本。どうも「エイズ市場」を狙うヤカラの仕掛けに見えるのだが、他の資料からの情報も併せて、ザっとご紹介致す。


「ヘラ鳥ウォッチング」

「DEADLY QUACKERY」:06/05

「危険!インチキ学説によるエイズ療法」 ジョン・ムーア&ニコリ・ナットラス

HIVがエイズを発症させる。これは20年前から、科学の上に打ち立てられたゲンゼンたる事実。ニンゲンが猿から進化したこと、モノが引力で地上に落下するのと同様さ。

そんなアタリマエのことをナゼ言うのか?最近、奇っ怪な学説がハバを利かせ始めたからや。HIVは無害で、ヴィールスの増殖を抑えるとされるクスリ「抗レトロヴァイラル」が、むしろエイズを発症させている、と言うのだよ。

誰もがインチキなハナシと思うだろうが、この学説がアメリカと、南アフリカに広がって、公衆衛生の大きな障害になって居るのだ。だから海外からの善意の援助にも拘らずこのクスリは、必要とする感染者の1/4にしか届いて居らぬ。

いわゆる「エイズ否定」説の影響で、南アフリカのムベキ大統領政府は、エイズ治療薬の定番「抗レトロヴァイラル」の推進に非協力的。南アの女性厚生大臣マント・チャバララに至っては、このクスリは毒だと。その根拠は、2000年にムベキ政府のエイズ対策顧問務めたNYの医療科学技術者ロベルト・ジラルドの主張する食事療法。

レモン、ガーリック、オリーヴ油の摂取がエイズに有効だと言う。南アフリカの有力者数人が、「抗レトロヴァイラル」から、この食事療法に切り替えた結果死亡したのや。

もうヒトツ、南ア新聞への定期寄稿者、デヴィッド・ラスニックのトンデモナイ学説。「HIVは、正常セクスでは感染しない」ラスニックは現在、南アの多国籍ヴィタミン企業「ラス基金」で働いて居り、エイズ患者に「抗レトロヴァイラル」の代わりに、目下試験中の多種類のヴィタミン投与を奨めて居る。

これまで、南ア医薬統制評議会はこうしたインチキ学説を迅速に抑制して来たし、医療研究委員会は、こうした「エイズ否定説」を強く非難して来た。

しかし最近、南ア政府支持者の政治的ナンヤカヤで、この2ツの団体の影響力は無効化されつつあるのや。つまり、「エイズ否定」派は食事療法のサプルメント製造企業を支え、それがムベキ政府を支える、と言う構造になって居るのや。

ムベキの優遇のオカゲで、「エイズ否定」派は、アメリカ国内でも勢力を伸ばした。カリフォルニアのクリスチーヌ・マジョーレは、ムベキとのツーショット写真を使って、母子感染を防ぐ「抗レトロヴァイラル」反対のキャンペンを張った。2年後、マジョーレは、HIV陽性の女児を出産し、その子は昨年3才で死んだのだよ。

最近まで、米国内のエイズ研究者や活動家は、「エイズ否定」派をバカにして、いずれ消え去ると考えて居たのや。どころがドッコイ、否定派の反撃は、南アフリカだけでなく、世界のエイズ蔓延に影響及ぼすところまで来た。

エイズ否定派はインチキ科学説とインタネットを武器に、彼等のHIVについてのウソの主張をカタメて居る。しかし、エイズ・ヴィールスに関する真実は、米国保健学会や英国・南ア医療研究委員会、パストゥール研究所、その他多くの研究学会によって支持された科学者たちによって発見されて居る。ワレワレは当然、この真実を採るべきやんけ。

インチキ学説を振り撒く雑誌や、ヴィタミン・サプルメント商売はカナシイことやで。

真実は、HIVは存在し、それがエイズを発症させること、そして「抗レトロヴァイラル」はHIVの伝染とエイズによる死亡を防ぐこと。この真実を否定することは、マチガって居るどころじゃない、「致命的」なことだぜ。


ウム。筆者の一人、ジョン・ムーア氏はコーネル大学の微生物学と免疫学教授。

実は、この微生物学の周辺で今、ビルゲイツ財団が6000万ドル寄付した MICROBICIDE なるクスリの開発に注目が集まってる。

これは、従来の避妊薬と同じくジェリー状、シート状、スポンジ状の殺菌剤で、イロイロな性感染症に有効。つまりHIVにも有効とされる。

膣内の酸のバランスを変える、このクスリの実験過程で、レモン・ジュースに一定の避妊効果が見られたことから、レモンやヴィタミン・サプルメントに頼る「インチキ療法」が出て来たらしいのや。そこに「欲」がカランだと言う構図やんけ。ヤレヤレ。


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