U-MAIL(ウンコ通信) 2006/07/11
えー、覚えて居られるや?昨年(2005/09/01)の当「ヘラ鳥」を?
「ポーランド政界乗取れフタゴチンスキー」 ジュディ・デンプシー
55才のフタゴ兄弟、弟LECH・カチンスキーは大統領を狙い、兄JAROSLAW・カチンスキーは首相を狙う、というハナシだった。
10月の選挙で弟は見事大統領に。しかし周辺の事情から、兄を首相に指名することは出来なかったのや。しかし昨10日、遂に兄を首相に指名、「フタゴ兄弟政界乗取り」が実現したのや。しかしモンダイ山積・・・。手短かにご紹介致す。
「ヘラ鳥ウォッチング」
「POLISH LEADER NAMING HIS TWIN PRIME MINISTER」:07/11
「ポーランド大統領、フタゴの兄を首相に指名」 ジュディ・デンプシー
(ベルリン・発)
連合政体のウチワ揉めによる弱体化と、EUとのカンケイ悪化で、LECH・カチンスキー大統領は遂に、現在のマルチンキーヴィッチに替えて、フタゴの兄、JAROSLAVを首相に指名した。
ポーランドでもっとも人気があり、保守的連合政権の中で温和派を代表するマルチンキーヴィッチの辞任がキマったのは先週8日(土)。政府も大統領府も、その公式理由を発表せず。11月の地方選挙を見越して、カチンスキー兄弟は、2人で、弱体な連合政権を掌握、強化することをネラったのやねん。
昨年10月、46才の物理学者マルチンキーヴィッチの首相指名はサプライズ人事だったのや。弟とともに与党LJPを創設した兄が当然首相と見られて居たのだから。
それと言うのも、隣国ベラルーシュやウクライナのEUやNATO加入を支援する上で、ポーランドはEUの諸大国、特にドイツの心証を良くしておく必要があったのだよ。
マズイことに、今のポーランド政権が取っている一方的な政策は、EUの中でのポーランドを孤立に向かわせるものだったのや。
政権を取って以来、LJP党は経済政策で、ドイツその他のEU各国とモメ続けて来た。マルチン(キーヴィッチ)は、経済、外交政策を、より温和な方向に向けようとした。しかしその政策はカチンスキー大統領と連合政権によって壊されることが多かったのや。
連合政権の中には、社会主義的財政を求める「自衛党」やカトリック系の愛国主義政党も居てはったのや。この両党に疎外された外相メラーが辞任した。マルチン首相はその後任者を指名しなかった。で、カチンスキー大統領が自分の外交顧問アンナ・フォテイガを指名したのや。
カチンスキー大統領が、ドイツのメルケル首相、フランスのシラク大統領との「ワイマール会議」をキャンセルした数日後、マルチン首相はヤッテランナイと辞任したのだよ。
カチンスキー大統領はビョーキだったと言い訳したが、原因はドイツの新聞に載った諷刺的記事だった。「カチンスキーは双子芋」とカラカッタのや。
フォティガ外相は、ドイツ外相に正式謝罪を要求したのだよ。ドイツ政府は「言論の自由」と無視。怒ったフォテイガは、これをナチ時代の宣伝週刊誌「DER STURMER」に擬えたのや。
これに対し、ポーランドの前外相8人が連名公開文書で、政府の過激な態度を、今週ペテルスブルグで開かれる先進8ケ国会議を前に、ポーランドの国益を害なうものと断罪。
その会議で、ポーランドにとって一番大事なのは、エネルギー問題。EUに対して繰り返し、ロシアの天然ガス輸入依存度削減を主張して居るのや。ロシアがガス資源を、政治的武器として使うことがコワイのだよ。
ウム。オシマイの方で、ハナシの方向が変わってしまったが。とにかく「フタゴ政権」の行く手はキビシイ、と言うことやねん。