U-MAIL(ウンコ通信) 2006/07/18
えー、もう1本は、ちょっと考えられない性サベツ慣習。と言っても、前にクリストフ君が、パキスタンで追及した理不尽なレイプ問題とソックリ。パキスタンの場合は、先進国にイイトコ見せようとして、ムシャラフ首相がBIBIというその被害者女性に法的保護と賠償金まで与えたことがウラメに出て、ガゼン社会意識にメザメたその女性が、小ブッシュ大統領に会見するところまでハナシが進み、ムシャラフの面目マルツブレというオマケがついたのや。スベテはクリストフ君のシカケ、と言えるが。
「TURKEY PUSHED TO FACE ‘VIRGIN SUICIDES'」:07/13
「トルコの《処女自殺》はEU加入の障害」 ダン・バイレフスキー
(トルコ・バットマン発)
17才の遊び好き少女、デルヤのケイタイに叔父からメッセージが入った。
「オ前ハ一族ノ恥サラシダ。自殺シテ一家ノ恥ヲ雪(ソソ)ゲ。サモナクバ、ワレワレガオ前ヲ殺ス」
デルヤの言うには、学校で男の子と恋をしたからだと。そのキケンは知っていた。若い叔母の一人は、男の子と逢ったことで、祖父に殺されたのだから。
でも、これまでズーっと、抑圧された生活を送ってきた彼女は、生まれて初めて自由を感じ、独立を示しかったのや。ウワサが家族内に広がると、母親は言った、お父さんがお前を殺すかもよ。無視していると、兄弟や叔父たちから毎日15回もケイタイにメッセージが届いた。死刑宣告だった。
デルヤは家族の望み通り死のうと決心、チグリス河に投身したが失敗、クビ吊ったが、叔父に縄を切られ、終には包丁で手首を切った。
で、今、彼女は女性保護センターに居る。ヴェールを脱ぎ捨て、Tシャツ、ジーンズ姿。
これは「処女自殺」と呼ばれる慣習。アナトリアの東南部にある、このクルド人地域では毎週のように若い娘が自殺して居るのや。ビンボーなイナカで、保守的イスラム教の影響がツヨイのだよ。自殺の他に、石投げ、クビ絞め、射撃、生き埋めなどで殺される。
その罪状は、男の子と目が合ったこと、映画に行ったこと、短いスカート穿いたこと、さらには他人や親族にレイプされたことも含まれる。
EUに加入するため、トルコ政府はこうした「名誉殺人」罪を規制して自殺を減らそうとして居る。もうひとつ、別の理由もある。両親は、オキテに従って姉妹を殺すと息子が罪を着ることになるので、娘に自殺を強いるのや。
多くの場合、こうした「汚れた」少女たちは、部屋に隔離され、猫イラズ、ピストル、クビ吊り用縄、などを渡される。
ここバットマンは、人口25万ほどの薄汚れた町。宗教的慣習とトルコ政府の世俗化政策がセメギ合って居るのや。トルコの小説家、オルハン・パムックの最近作「雪」の中にも、この町の十代少女の自殺流行が描かれて居る。
バットマンでは、この6年間で、165件の自殺及び自殺未遂があり、その内102件は女性。今年だけでも既に36人の女性が自殺して居る。また、国連の調査では、世界で、毎年5000人の女性が、名誉を汚したとして、親族の手で殺されて居る。そのほとんどは中東地域。
バットマンの自殺予防局のメンバー、メタップ・セイランは「毎日電話が来る」と言う。さっきも、ジーンズを家族に禁じられた16才の少女が銃でアタマを撃って自殺した知らせがあったと。家族は淡々としていたと。
当地の心理学者は、テロに揺れる地域の社会変動が自殺に影響していると見る。自殺犠牲者の多くは、トルコとクルドの労働党との戦争に追われて、山間の村から都市部に移って来た家族なのだ。クルド労働党とは、トルコ東南部で独立を目指すゲリラ・グループ。
デルヤのような若い女性は、それまで家族とイスラム教のキビシイ道徳律に縛られた生活の中に居たのが、突如、インタネットでデートが出来るような現代的トルコの中に移住させられたワケだ。これがキケンなテンションを生み出したのや。若い女性は、宗教的家族と世俗的共和国の誘惑の間に置かれたわけだよ。
この現代性の誘惑の代償は高く付く。結婚外のセクスを疑われた女性は、親族の男性連の協議によって、死刑宣告を受けるのや。
人権擁護グループは、最近の自殺強制は、EUのトルコへのプレッシャーの、予期せざる結果だと。それがイワユル「名誉殺人」への処罰を強めて居ると。EUはトルコに警告して居るのや。女性の権利尊重に進歩が認められなければ、入レテヤンナイ、と。
ごく最近までは、恥サラシの娘への死刑宣告を実行するのは、18才以下の兄弟のシゴトとされて居た。未成年ということで刑期が短くて済むからや。
ところが、この2年ほどで、トルコは刑法を改正した。たとえ、「名誉殺人」であっても、実行者が未成年であっても、殺人に対しては終身刑を課する、と。これが結果として、家族が娘に自殺を強いたり、殺しても自殺に見せ掛けたりする慣行を招いたのだよ。
「恥サラシ娘を出した家族は、息子に殺させて終身刑を背負わせるか、娘自身に自殺を強要するか、の択一をセマラレることになった。息子と娘、両方を失うよりはと、娘を自殺させる方を択ぶ家族が多いのだよ」と識者は言う。
社会の地下に根を張った「名誉殺人」を陽に曝すために組織された、地方女性福祉団体、Ka−Melは、追い詰められた女性に向けてホット・ラインを敷き、その擁護と法的対応に当たって居る。
Ka−Melのケースワーカーによれば、今年、電話してきた女性は104名。その半数は字が読めない。家族は、彼女等を殺したくはないのだが、社会的圧力と村民のウワサに耐え切れず殺人に及ぶのだ。「法律は変わった。でも村のブンカはオイソレと変われないのだよ」とケースワーカ−は言う。
さまざまなカウンセルを受けて、力を得た少女デルヤは、周囲の敵視にメゲず、自分自身の人生を切り開いて行く決心をした。「この地域はスゴク宗教的で、オンナが自分を主張するのはムズカシイの。家族を離れて町へ引っ越すか、じゃなきゃ自殺するっきゃ無いのよ」
デルヤは言う。なんぼムハンマド様が女性の力についてお述べになっていても、モンダイの根ッコは男女のサベツにあると。「アタシの村や、父の一族にとっては、男の子は天上、女の子は地下に居るものなのよ。家族が自分たちの娘を信じない限り、このトンデモナイ状態は変わりっこないわ」
ウム。「自殺命令」が「ケイタイ」で来るってのがスゴイ。
先進国とは、シホン主義によって信仰と生活が区別された社会。後進国とは、信仰と生活がイッショクタになった社会。そう分けてしまえばカンタンだけど。
独立以来、旧秩序からポイされ、食い詰めた世界の移民難民を、時差的サベツ読み込んだ上で、星条旗イッポンに纏めなければならぬアメリカもタイヘンだけど、男女人権シッチャカメッチャカのウゾームゾー国家を飲み込まねばならぬEUの未来もタイヘンや。
その点、同一民族モドキの日本国は、ホンマ、エエ国やんけ。ケータイ使って、バージン失った娘に自殺させていたら、この国はアっと言う間に亡国やねん。南無阿弥陀佛。