U-MAIL(ウンコ通信) 2006/08/25 


えー、暑さと老化、それに事務所の移転準備などで「ヘラ鳥」チョイとナマけましてん。その間、インドの「コカコーラ・ペプシコーラ排斥運動」だの、中国南部の「狂犬病予防のため、飼い犬まで強権大量撲殺」だの、マレーシアの「シカトされる元首相マハティールの憤怒」など、イロイロありましたが、ご紹介サボリました、悪しからず。

で、アメリカ中間選挙、さらには2008年に向けての政治家の政策論争材料に、イラク侵攻賛否や、幹細胞研究などと並んで、「ウォルマート」が1ツのターゲットになって来て居りますのじゃ。それをご紹介致します。


「ヘラ鳥ウォッチング」

「WAL-MART A FLASH POINT IN U.S.POLITICAL DEBATE」:08/21

「ウォルマートの1年を通じての客数は、前回の大統領選挙投票数の2倍」 フロイド・ノリス

(紐育・発)

アメリカ政治家の企業タタキには長い歴史がある。このところ、民主党のウォルマート糾弾はハゲシイが、もっとハゲシイ例はいくらもある。

ウォルマート批判の目玉は、低賃金、社会保険不備、不法入国者からの労働搾取などなど。ウォルマートを念頭に置いた法案提出は多い。ウォルマートが、経済界で、いかに革新的な存在であるかを示して居る。

「前回の大統領選挙の投票数の2倍のアメリカ人が、1年を通じてウォルマートで買物をしている」ウォルマートの代表取締役リー・スコットは、全米知事協会で、そうウソブイたのやねん。(コノヒト、相当ナヤリ手)

その成功のモトは、巾広い商品を、より安く売る能力。それは当然、インフレを抑えて、経済を活性化させる。

しかしそれは、下町商店街を破壊した。商品供給者も、ウォルマートの言いなりにさせられ、ウラミツラミは溜まる。

また、雇用者が組合を作ることに抵抗して、ユニオンを怒らせている。そのコジレは、ユニオンを作ったカナダ店を閉鎖するところまで来て居るのだよ。

スコットに言わせれば、アメリカの社会保険額は高過ぎて、どんな企業も長期的には耐え切れない。これではグローバル経済の中で闘えないと。これはスコットの言う通りかも。
しかし企業リーダーが政府に、社会保険の負担を要求するのは異例やんけ。ウォルマートを攻撃する多くが、大きな政府による医療保険を擁護し続けて来たのだからして。

さよ、政治と言うものは、しばしば「腸ネンテン」なのだよ。


ウム。今までに2回ほど、ウォルマートカンケイ記事、「ヘラ鳥」でご紹介しましてん。

2003/05/20:「巨大スーパーがブンカを恐喝する」

これは、ウォルマートが、その圧倒的な販売力で、ベストセラーCDの50%、本の40%、DVDの60%を売り上げ、ワレワレのブンカ市場を画一化し、実際的には一種の検閲機関としてハタライテいる、と言う批判。たとえば、福音主義一派の聖書マンガ「野菜物語」や、聖書スリラー「アルマゲドン」などをベストセラーに押し上げたのや。

2005/09/21:「FEMAの仕事をウォルマートに任せろ」

例の超台風カトリーナにヤラレたメキシコ湾岸の復興が、FEMA(連邦緊急対策局)の無能と怠惰で遅々として進まず、住民の不満がバクハツした時点でのハナシ。現地のウォルマートは、停電もナンノソノ、自家発電を備えていて、食糧、飲料水、ブーツ、衣料、などを、罹災者にロハで配ったのや。これを指揮したのが、ウォルマートの代表取締役、リー・スコットなのだよ。「FEMAはダメ、ウォルマートさまさまだわ」と言う声がホーハイとして起こったのだよ。

巨大な経済力で、ブンカを恐喝し、一方、災害時には、ヌケメ無く救援活動にイソシム。これが、ウォルマート式マッチポンプなのやねん。


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