U-MAIL(ウンコ通信) 2006/08/31-3
「ヘラ鳥ウオッチング」
「REMEMBER THEPEOPLE」:08/30
「ブッシュよ、中東と東欧はチガウのだよ」 H・D・グリーンウェイ
(ボストン発)
ワタシは、バーレインから来た若いコンピューター技術者アリ・アブドゥルマンのコトバを聞いてハッとしたのだよ。彼はこう言ったのだ。「アメリカ人は中東地域をいかに改革再編するか、そればかり語るけど、その地域の《人々》については、なにも語っていないじゃんか」
さよ、小ブッシュ政府のイラクの底無し泥沼のモトは其処にあるのや。中東についてマルデ経験の無い連中が樹てた政策。ソ連崩壊でアメリカは思うままのチャンスを得たのに、それを生かしきれてないと言う時、9・11テロのお蔭で、小ブッシュは、その真空を埋める方法を手にしたわけや。
小ブッシュが、中東の独裁政権が、デモクラシーによる改革によって自由社会に変わり、怒りや不満がテロに向かう危険が減ると考えたのはマチガイとは言えないかも。しかし、それは、実際に其処で生活している人々を考慮に入れていなかったのや。
よろしいか、ソ連共産圏崩壊で、アメリカは「民主主義の勝利」を宣言し、東欧社会をソ連から解放する援護をした。しかし、「中東と東欧はチガウ」のだよ。「イラクとポーランドはチガウ」のだよ。
小ブッシュ政府は、中東の「複雑な相互カンケイ」部族、宗教の伝統と差異をマルデ理解出来ないのや。そこにあるのは「アホの善意」みたいなもの。
今、小ブッシュは、イラク侵攻が全くアメリカの利益にならなかったことに自覚が無い。一見アメリカの傀儡人形風、シーア派主導のイラク政府が目指しているのが、イランほどではないにしても、イスラム式政権であることに理解が及ばないのや。
イラクをネオコン理論実現の工場にするというアイディアは、もはや剥がれ落ちた。「イラクはポーランドのようには行かない」ことが理解出来ず「デモクラシーはスベテを解決する万能薬、ナゼ《人々》などに思い悩むのか?」などとヌカシてるノーテンキ野郎は誰だ?