U-MAIL(ウンコ通信) 2006/10/12-2
えー、モンスター、北朝鮮の核実験への、クリストフ君のコラム。
「TALKING WITH THE MONSTERS」:10/11
「それでもオレは、東京、沖縄、ソウルに不動産買おうとは思わないぜ」
ニコラス・D・クリストフ
(紐育・発)
「北朝鮮核実験」の第1の教訓。どんなに敵対的で粗暴な政府であっても、先ず直接交渉することがダイジやねん。
小ブッシュが朝鮮半島に作り出したシッチャカメッチャカを収拾するのは、もはや手遅れだ。しかし、この教訓を、シリア、イランに適用する時間的余裕はある。
前国務長官ベーカーが、ABCニュースで言って居た。「敵と話し合うことは、ナダメスカシとは違う」クリントン政府も小ブッシュ政府も、北朝鮮と話し合った。これはなんとも気分のワルイことだったが、戦争は回避出来たし、チョッピリ北の態度を緩和させた。
ここにスコアカードがある。それぞれの任期内に、北がプルトニウムを何個作ったか。クリントン時代、ゼロ。小ブッシュ時代になって、8個。
「接触を持たなかったために、ワレワレは北をコントロールする方法を失った」前駐韓国大使ジェームズ・レニーは言う。「今回の実験で分かったことは、ワレワレは耳不自由桟敷に置かれていること」
もちろん、犯人は小ブッシュではなく、「金正日将軍様」だが。もしも、コリン・パウエル等、政府の穏健派が提言していたように、北と接触していたならば、このような核危機には至らなかったのではないか。
小ブッシュ政府のタカ派は、北朝鮮政府は何時崩壊してもオカシク無いと。そうかも。でも昨年、オレが訪問した時、北の政権はオレが1989年に初めて行った時と同じように強固に見えたぜ。さよ、その崩壊をただ待つってのは戦略とは言えないやろが。
実際、北朝鮮は弱くなっては居らぬ。1990年代後半以降、中国との貿易増大によって、北の経済は大幅に好転して居るのだよ。昨年、北の対中国貿易額は2002年の2倍、1999年の4倍になって居る。
小ブッシュの推進する強硬な国連議決は歓迎だが、直接対話の代わりにはならないぜ。中国と韓国がキツイ経済制裁を行なっても、将軍様は核にコダワリ続けると思う。
ワレワレのナダメスカシは、北を後退させることにはならず、コトはより危険な方向に流れるかも。もし、ワレワレが、北の船舶の海上査察を強化すれば、将軍様はセンソーをチラつかせるかも。まァそんなことは無いとは思うが、今、オレは、東京、沖縄、ソウルの不動産を買う気はないぜ。
じゃ、どーすればイイ?国連決議を推進すると同時に、北と直接対話すべきやねん。核兵器をアキラメさせるには、手遅れかもしれないが。プルトニウム生産を凍結し、ミサイルと核実験を中止させるのは、中国ならば可能かも。
ワレワレとしては人権モンダイを持ち出すテもある。アメリカ保守派は北の残虐性に抗議する方向も探って居る。しかし単なる抗議ではキキメは無い。アメリカ政府は衛星を使って強制収容所など北のニンゲン虐待場面を世間に流すべきや。
このチャレンジ対象は北朝鮮ばかりではない。世界のナラズ者政権にどう対処するかのモンダイやねん。小ブッシュがチョットばかり成功しているスーダンとリビアがその例だ。
小ブッシュはスーダンがダルフールの鏖殺に手を染めていると言っただけだが、ワレワレはスーダンのカルツーム政府と交渉して、すでに200万人が殺されている南北スーダンの内戦を終結させるべきだ。同様にリビアと交渉して、大量虐殺兵器を捨てさせねば。
それに較べ、ワレワレは北朝鮮とイラクとの直接外交を避けて居るやんけ。その結果はサンタンたるものや。イランとの対決にもヨロヨロして居る。歴史から教訓を拾え。どんな怪物(MONSTER)でも、切り捨てたり、抹殺するより、話し合った方がイイこともあるの
だよ。
ウム。しかし、クリストフ君に「東京、沖縄の不動産は買わない」と言われてしまうと、ちょいとオソロシイぜよ。南無阿弥陀仏。