U-MAIL(ウンコ通信) 2006/11/13
えー、シンガポールのリー・クアンユーと共に、マレーシアを現在の姿に仕上げたマハティールが、後継首相の政治にヤキモキして居る。
「ヘラ鳥ウォッチング」
「MAHATHIR KEEPS UP THE PRESSURE ON HIS SUCCESSOR」:11/07
「アブダラ首相に不満イッパイのマハティール元首相」 トーマス・フュラー
(クアラ・ランプール発)
激しい応酬で知られるマレーシア与党の年次大会が来週開かれる。
しかし、直言で知られるマレーシアのマハティール元首相は、出席さえ出来ない。
「ワタシは党からも追放されて居るのだよ」とマハティールは語る。
3年前に22年間の首相の座から引退したマハティールは、今、自らが選んだ後継者アブドラの最大の批判者となって居るのや。経済政策や、アブダラの近視眼的施政についてのややエゲツない私的批判は、長いキャリアを誇るマハティールの晩節を汚すもの、とも映ったのやねん。
しかし、多くのマレーシア人が、マハティールは党大会に出席するべき、と考えて居る。その政府批判は、アブダラ政府の見通しの無い経済政策や汚職追及の不徹底などに不満を持つ、投資銀行家、弁護士、その他のマレーシア要人に支持されて居るのや。
1997年、東南アジア金融危機の際、マハティールに背いてアメリカに追従したため、マハティールにクビを切られ、投獄されて、政治生命断たれた、あの元副首相アンワールさえ、アブダラ政府は、マハティールの合理的な批判に充分な注意を払っていない、と言うのだよ。
22年間の施政で、現代マレーシアの運命切り開いたマハティールの意見は尊重されるべき、という識者が多い。
一方、現政府関係者は「アブダラ首相は国民に選ばれたのだから、その将来は国民によって決められるべきだ。一人の男のイチャモンにで左右されるべきではない」と言う。
3年間のアブダラ施政について、マレーシア国民は、「人種」や「宗教」など敏感なモンダイついての自由な論議が出来ることを評価して居る。「アブダラは抑圧をユルメた。人々が自分の意見を言えるようになった」とある弁護士は言う。
また、アブダラ政府の基本的なサービス、パスポートの発行や、司法の緩和なども評価されて居る。
しかし、銀行家からタクシー運転手までが、アブダラにマハティールのような先見性が無いことにフラストレーションを抱いている。「この国の経済はどーなるんかいな?」と言う声も。
アブダラを辞めさせるのは、かつてマハティールが自分で決めた、党リーダーを追放することをムズカシクする規定によってナカナカ実行出来ないのや。
「マハティールにアブダラを辞めさせる権力は無くても、ダメージを与えることは出来る。アブダラの信用は風前の灯や」と言う人も居てはる。
マレーシアの連立政府をリードするUMNO党の中にマハティールの席は無い。元首相と言う資格だけでは、党大会で演説する権利は与えられないのや。
81才になったマハティールは、かつてのように颯爽とは歩かない。主治医によれば、マハティールは心臓に障害があると。しかし、その鋭い舌鋒は変わらない。
「参ったよ。ナニを喋っても主要メデイアには載らないし、載ってもワタシを悪く書くだけさ」
マハティールの心配のヒトツは、アブダラの義理の息子ジャマラディンの政治力利用した経済行動。(パキスタンとの核兵器部品売買で、アメリカから調査されたことも)また、自身がやり遺した、ハイウェー、橋梁、港湾の積極的な建設プログラムの継続も心残り。
しかしマハティールはアキラメては居らぬ。孫に囲まれた静かな老後生活に入るキモチは?と尋かれて、キッパリとノタマウのやねん。「この国と国民にワタシはセキニンがあるのだよ。ワタシ自身がどーなろうとも」
ウム。この2、3日後、マハティールは軽い心臓発作を起こして入院したのや。