U-MAIL(ウンコ通信) 2006/11/16
えー、東南アジア関係の記事2本。先日のマレーシア、アブドゥラ首相周辺のレポート続編から。
「ヘラ鳥ウォッチング」
「IN MALAYSIA,‘WORRYING'TENSIONS」:11/16
「《自由にも限度がある!》とアブドゥラ首相」 トーマス・フュラー
(クアラ・ランプール発)
15日(水)、アブドゥラ首相は、国内の宗教と人種の紛争が、懸念すべきレベルに達したとして、テレビで警告を発したのや。「自由にも限度がある。これを濫用する者に対しては、直ちに、法を適用する」
前任者、マハティールとは違って、当たりのヤワラカさで売って来たアブドゥラ首相としては、これは方向転換と映る。政治的、エスノ的テンションの中、最近のいくつかの事件や告訴サワギが、2500万国民の中で、マレー・イスラムと、クリスチャン、ヒンズー、仏教、シーク、その他のエスノ・グループとの関係を酸っぱいものにして居るのや。
福音主義クリスチャンは、各コミュニティ間のテンションは、近来になく高まって居ると言う。「イスラムとしては、他宗教だけでなく、西欧ブンメイに包囲されている、という感情が強いようだ。政治的緊張、宗教的緊張、人種的緊張が同時に昂まっている」
こうした複合人種の国として、マレーシアは、東南アジアの人種関係のバロメーターと見られて来たのや。
しかしアブドゥラ首相の警告は、経済的政治的なものだ、とアナリストは見る。国民の多数を占めるマレー・イスラムは、30年前、中国系の支配力を薄めるべく、導入された、積極的なプログラムの下で、謳歌してきた経済的特権を奪われかけて居るのや。
マレー人による会社所有割合が、プログラムが目標として居た30%を超えたというレポートをめぐって、論議がカマビスしい。
アブドゥラ首相は、そのレポートは信用出来ないと言う。政府がウソをついていると言うのか、と。野党は、アブドゥラが、このモンダイを潰すために、国家の安全をタテに取って居ると追及する。段々、モンダイを感情的な方向に持って行って、チカラで締め付けようってハラだ。もっと理性的な論議が必要だと。
野党はまた、与党UMNOのメンバーを、人種論議で偽善的な発言すると告発する。
アブドゥラ与党は、連立を組んでいる中国系、インド系に対しては、とりわけキビシク批判して来た。そのメンバーの一人は「われわれマレー人がヨワイと、中国人に付け込まれる」と。他の一人は、中国系、インド系に対して、マレー人の特権についてナンヤカヤ質問するのはヤメロ、と警告。「テンションが高まると、マレー戦士の血がタギルのや」
アブドウラ首相は、マハティール前首相から、攻撃され続けて来た。経済政策から汚職、クローニズム的政府内の身内登用まで、あらゆる面にわたって。
その鋭い反西欧的コメントで、この国を目立たせていたマハティールに比べて、アブドゥラは国家の体面を低下させた、との非難に対してアブドゥラは、自分は「技巧的外交に徹する」と。
ウム。そーゆーことや。アブドゥラ先生、ちょっと追い込まれて居るんちゃうか?