U-MAIL(ウンコ通信) 2006/11/17
《ワメ的音楽大批評》
「ラファウ・ブレハッチピアノ・リサイタル」:11/13(月)
於・横浜みなとみらいホール
えー、第15回ショパン・コンクール優勝者、ショパン地元ポーランド出身とあって、客席はほぼ満員。
プログラムは、Aフラットのバラード、前奏曲集の前半12曲、幻想ポロネーズ、休憩後、マズルカ3曲、それにソナタ。全体としては重からず軽からずと言うか。ところが。
なんと申しましょうか、スベテを聴いた後、感興がマルデ湧かないのや。上手いことは上手い。切れがイイけれどソフトなレジェロ、キッチリとした構成力。マズルカなど、まことにマズルカなのや。イチャモン付けるところはヒトツも無い。でもオモロクないのだ。
ワメは大体、プロフェッサー風な演奏家は好みでない。指揮者で言えば、サヴァリッシュってのが苦手だった。ドサ回り芸人風なプレーヤーが好きなんよ。
でもブレハッチ君はプロフェッサー風でもない。まァ、卒業したての特別優等学生風か。上品で慇懃。でもショパン・コンクールの覇者、というオーラが感じられない.
一番コマルのことは、ショパンと言う作曲家が、大したことない作曲家に思えて来ることなのや。マズルカには一種独得なローカリティが有るからイイけれど、その他のナンバーが、なんや、スベテ19世紀ドイツ和声の内側でしか無いじゃん、と思えてしまうのや。
で、取り敢えずケツロン。ブレハッチ君の内側には個人歴史的「虎馬」が一切無いのとちゃうか?ショパン時代、ヒットラー時代、鉄のカーテン時代、すべてが流れ去ってからの育ちやろ。モツアルト様は例外だが、バッハ様、ベートヴェン様、からチャイコ様、ショスタコ様、といった作曲家は勿論、演奏家にしても、ココロのどっかに、それぞれ時代とのヒッカカリが在って、それが集団ムイシキ的なモチヴェーションになって、オーラ飛び散ったんちゃうか?あまり広汎なハナシで、「例」をヒトツヒトツ提示出来ないが。
ハナシ飛ぶ。最近の小説製作者、特に女性製作者の作品に、同じことを感じるのやねん。自分内部のモチヴェーション無しで、ハナシ作り上げるスンバラシイ才能がズラリ。
ヘンな時代やねん。ニンゲンの脳ミソ外部露出と地球温暖化で生命大崩壊の前兆やろか。