U-MAIL(ウンコ通信) 2006/11/20-2
《ワメ的新刊大書評》
「ウェブ進化論」 梅田望夫(ちくま新書)
えー、これはヒジョーにタイムリーな本やねん。最新インタネット世界見取り図。
キーワードは「あちら側」。
1955年生まれのビル・ゲイツ(マイクロソフト)はオクレた「情報シホン主義」者。
1973年生まれのラリー・ペイジとセルゲイ・ブリン(グーグル)はススンダ「情報共産主義」者。
ま、そーゆーことやろ。
「シリコンヴァレー・ネイティヴ」とでも言うか、その間の1960年生まれの著者は、2001/9・11の衝撃を、「自分の前半生と後半生との分岐点」と予感。9・11への、日本のエスタブリッシュメント層の、ド不感症に大失望、それ以後、時間をムダにしないために、「年上」との付き合いはエンガチョ、1970年以降生まれの若い衆と積極的に付き合うことにキメたと。
さよ、「組織を辞めた」という経験皆無の、日本大企業経営者、官僚、マスメディア幹部たちの「情報シホン主義」発想では、日本の将来デザインに大きな歪みをモタラすんちゃうか、という梅田君の言やヨシ。50年ムカシ、日本最大ザイバツ商社社員を、1年でドロップアウトしたワメは大先駆者ではありましぇぬか!
さて、目からウロコのこの新書、明晰な未来ヴィジョンに充ち満ちて居るのだが。ワメとして気になる唯一の点は。
「あちら側」というコトバの「死に笛」、つまりイミするモノ。今までのジョーシキとして、あらゆる情報を「私有財産」としてテメエの「脳ミソ」内に貯蔵するのとはウラハラに、「脳ミソ」スベテ外在化して、「あちら側」に贈与すると言う行為に、アレルギーの無い世代とは、つまり、ヴァーチャル・ゲームに芯から馴染んだ世代。その世代にホノ見える「人生リセット・テツガク」が、「情報他界」としての「あちら側」と、ドッカでツナガッて居るのでは?「こちら側」でナントカ生き延びて「あちら側」に近い場所に来て居るヒトケタ・ジジイは、万事疑り深いのやねん。呵呵。