U-MAIL(ウンコ通信) LOG-009 


振りかえってみればワタクシのU-MAIL、「ぶろろーぐ」でメンバーの紹介と基本セイシンのご披露はしたものの、ナゼワタクシメがウンコにカカワルようになったのかその辺のアレコレを申し上げることなく来てしまいました。

そのアレコレは、「婦人公論」1997年1月号所載(私が作ったウンコの歌の運命)と言う一文にマトメテあるのでご参照頂ければありがたいのですがカイツマンデ申し上げますと。

1996/07/05毎日新聞 家庭欄に「深刻です小学生のトイレ嫌い」の見出しで、最近の小学生に便秘が増えていること、その理由はトイレの汚さ臭さともうひとつ心理的なものとしてウンコに対するイワレのないタブー視、つまり学校でウンコをすると「アイツは学校でウンコした、キタナイクサイ!」と指さされサベツされイジメに遭うので、それがイヤさに、ウンコをガマンして、その結果、便秘の小学生が増えていると言うバカ気た実態が「樽味典明」と記者名入りで報告されていた。

ボクラの小学生時代にも似たようなことはあったけど、「エンガチョ!」と称する一種のアソビであって、多少サベツ的要素はあったかもしれないがイジメなんてものではなかったことはタシカ。

それと前後して諸売新聞の記事で環境庁が「ウンチくんおともだち」と言う幼児向けの絵本を作っている事を知り一部取り寄せてみた。ちょっとカタイのだが「循環・共生・参加・国際的取り組み」の4つをめざす「環境基本計画」を子供たちに理解してもらうために、汚いものの代表としてウンチを主人公として登場させ、旅するウンチくんがミミズくんなどの助けに拠って「強い土に生まれ変わる」ことを教え、地球上の総てのものが「循環」することを実感させようと言うわけだ。

まアこれはお役所仕事でかなりガイネン的、少しムズカシイのだけれど、たしかにボクラのこども時代の「汲みとり」→「畠の肥やし」→「出来た野菜をお礼に買う」なんて経験は現代の都会生活のなかではまずムリで、清潔ママがピカピカにしているTOTOトイレに座り、ボタンひとつで自分のウンコとはサヨナラ、あとはカンケイナイ、ウンコについて考えることもない、と言うのがフツー。ニンゲンの生活のあらゆるリングが切れ切れになって、スーパーやコンビ二とTOTOとのあいだ以外は全部ブラックボックスてな具合。とにかくウンコを汚いもの、としてしか捉えない感性はイビツな感性。

もうひとつのモンダイはコトバ狩り。サベツ用語に対する異常なまでのアレルギー。身陣者や歴史的慣習、地域に対するココロクバリは必要。しかし新聞雑誌放送局などの過剰自主規制はアツモノに懲りてナマス吹くなんて次元のもんじゃない。例えば「アブナイ用語集」なんて小冊子をみると、「ウンコ」が「注意すべきコトバ」に入っている。「せめて幼児語《ウンチ》に言い換えるのが安全」などとなっている。アホじゃないか。ウンコはウンコ、ウンチなんて表現じゃコンモリとした湯気たつゆたかさ、一本糞の見事なキレ味など、ウンコの美学は成り立たぬ。ここでワタクシメはダンコこの風潮への反攻を志し、「ホンキの冗談」を理解してくれるココロアル友人たちに呼び掛けて「大日本ウンコ研究会」を設立自ら事務局長にオサマッタわけで。

で、手初めに「毎日いちどは考えよう」というウンコ賛歌を作ってNHKの「みんなのうた」に持ち込んだのだが、これはやはりムリ。で、GO−RILLAというアカペラ・コーラスの「ブギウギゴリラ」を「みんなのうた」で流して貰ってそれがCDになったとき「毎日いちどは考えよう」をカップリング曲として、ウン研のテーマ曲と定めたのであります。で、それを前記の毎日新聞樽味氏に送ったところ、「便秘に悩む人にスッキリ応援歌」と紙上でPRしてくれ、方々のラジオ局や雑誌から問い合わせが殺到して「大日本ウンコ研究会」はその存在を確固たるものとしたのであります。

その後、メンバーからの情報をモトにウンコについてのさまざまな社会現象を把握、まとめて「婦人公論」で紹介したわけ。

たとえばアメリカではゾウやサイなど草食動物のウンコを脱臭、滅菌処理したものに粘土を加えてカバやウサギやパンダなどかわい動物のカタチの肥料人形を作り「ZOO DOO」と名付けて売り出し、これが家庭園芸の世界ではチョットしたブームになっていて日本でもかなり売れているという情報。これはチャント自然循環のリングに沿ったショーバイ。

一方ニホンでは、「エチケットビュー」と称する錠剤がバカ売れしてるとか。これは毎食後1粒づつ飲み続ければ、3、4日後には自分のウンコの匂いが消えて行くというクスリ。もともとは介護人を老人のウンコの匂いから解放するために老人に飲ませるクスリとして開発されたという。コワイ話ではないか。ところがナントこのクスリ、実際には「デートの三日前から」とかいうキャッチで、ギャル連中に売れまくっているんだと。なんというヨノナカダ。

他にも、いわゆるウンコ座りと便器との相関関係とかイロイロあるのだが。ともかくウンコは現代ニッポンのさまざまなユガミを映すカガミと考えられる。いつかソノウチ、メンバーに総動員令を掛けて、どこかの大ホールで「第1回ウンポジューム」を盛大に開催したいと思ってはいるのでありますが。

(1998/10/16)


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